エレキベースって、
パッシブとアクティブの
どっちがいいんですか?
ぼくのおすすめはパッシブです。
パッシブのベースは音が抜けないというか、
目立たない気がするんですよ。
パッシブベースの音が目立たない時は、
プリアンプを使うと良いですよ。
なるほど。
使うプリアンプによって
いろいろなアクティブサウンドを
作れますよ。
それはいいですね。
ここから、パッシブのベースを
おすすめする理由を
くわしく紹介します。
よろしくお願いします。
パッシブベースとアクティブベースの違い、見分け方について
エレキベースは大きく分けるとパッシブベースとアクティブベースの2種類があります。
パッシブのベースはピックアップで拾った弦の振動を、直接アンプに繋いで増幅させます。
これに対しアクティブベースは、楽器本体にプリアンプが内蔵されていて、ピックアップから拾った振動を一度電気的に音を増幅させてから、ベースアンプに通します。
両者を比較すると、パッシブベースの音は楽器の音そのものであり、アクティブベースの音は力強く抜けの良い音になります。
例えていうなら、パッシブベースの音はケーキのスポンジ部分だけ、アクティブベースの音はそれに生クリームやチョコレートをコーティングしたものというイメージになります。
パッシブベースのメリットとデメリット
パッシブベースは楽器のキャラクターや、ピッキングのニュアンスが出やすく、アコースティック寄りの自然なサウンドになります。
オールジャンルで使えますが、特にジャズやボサノバ、古いスタイルのロックなどはパッシブベースで演奏したほうがサウンドがマッチします。
また、電池を必要としないので楽器の管理が楽です。
パッシブベースにペダル型のプリアンプを使えば、アクティブのベースと同様のアクティブサウンドを得ることができます。いろいろなプリアンプを使うことで違うキャラクターの音作りもできます。
パッシブベースのデメリットとしては、楽器本体の音がよくない楽器はそのまま使えないということがあげられます。
ケーキの例で言えば、おいしくないスポンジはそのまま食べてもやっぱり美味しくないということです。
アクティブベースのメリットとデメリット
アクティブベースの音は力強く、幅広い音作りが魅力です。
特にスラップやピック弾きなどの奏法では、輪郭のはっきりした、太いサウンドが得られます。
アクティブベースには、内蔵されたプリアンプに電池を用いますが、電池の消耗によってサウンドも変わってしまうので常に新しい電池を携帯しておく必要があります。
また、内蔵されたプリアンプのキャラクターが強い場合、ジャンルや曲調にサウンドが合わないこともあります。様々なジャンルを演奏したい場合はアクティブベースは不向きになることもあります。
パッシブベースとアクティブベースのどちらを選ぶべきか
パッシブベースとアクティブベースはどちらもメリット、デメリットがありますが、結局のところ好みの音が出る楽器ならどちらでも良いと思います。
パッシブベースはプリアンプを使えばアクティブベースと同様のアクティブサウンドを得ることができるし、アクティブベースもアクティブ回路を切ればパッシブベースのサウンドを得ることができます。
どちらかを選ぶ場合、おすすめなのはパッシブのベースです。
パッシブベースは楽器の選択肢が広く、電池の心配をしなくても良いので楽器の管理が楽になります。
電池が入った状態の楽器は、電池の消耗と液漏れの心配が常につきまといます。
パッシブベースはプリアンプを使うことでアクティブベースと同じサウンドが得られます。
アクティブベースに対する強いこだわりがない人はパッシブベースを選ぶことをおすすめします。
パッシブベースにおすすめのプリアンプ
パッシブのベースでも、エフェクター型のプリアンプを使えば、アクティブベースと同様にアクティブのサウンドを得ることができます。
ここからは、おすすめプリアンプを紹介していきます。
MXR / M80 Bass D.I
MXRのM80 Bass D.Iはベース用プリアンプの中でも定番のモデルです。
3バンドのイコライザーは効きが良く、オールマイティなサウンドメイクが可能。ワンタッチでドンシャリサウンドを得ることができます。
また、歪みエフェクターとしても使えます。
価格も手頃で、コストパフォーマンスに優れた万能型のプリアンプです。
EDEN / WTDI
こちらはアンプメーカーのEDEN製のプリアンプです。
効きの良いコンプレッサーやブーストの他、幅広いキャラクターのサウンドがワンタッチで作れるエンハンスコントロールが搭載されています。
直感で操作が可能な、シンプルで使いやすいプリアンプです。
TECH21 SANSAMP BASS DRIVER DI V2
TECH21のSANSAMP BASS DRIVER DI V2は超定番のベースプリアンプです。低域のレンジを設定するスイッチが追加され、多弦ベースにも使いやすくなっています。
スイッチが多く、操作をマスターするにはある程度の時間が必要ですが、その分自分のサウンドを追求することができるプリアンプです。
EBS / MICROBASSII
EBS/MICROBASSIIは多くの機能が搭載された、幅の広いサウンドメイクができるベース用プリアンプです。
2チャンネル仕様、XLR出力、スピーカーシミュレーターが装備されていて、ライブからレコーディングまであらゆるシーンで使うことができます。
スイッチ類が多く、操作には慣れが必要ですが、丁寧な説明書がついていて設定のアドバイスも多く記載されています。使い方をマスターすれば様々なシーンやジャンルで使える、一生物のプリアンプです。
HARTKE / Bass Attack 2
ベースアンプメーカーのハートキー製のプリアンプです。
クリーンとオーバードライブの切り替えのほか、クリーンで作ったトーンにオーバードライブをかけることもできます。
音色に変化を加えるHartke Shape回路を搭載し、中域のブーストやカットがワンタッチでできるのが便利です。
シンプルでわかりやすく、欲しい音がすぐに作れるプリアンプです。
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SADOWSKY / SBP-2
SADOWSKYのSBP-2は、サドウスキーのベースに採用されているプリアンプをペダル型にしたプリアンプです。上品でパンチのあるサドウスキーのサウンドを得ることができます。
パッシブベースにはもちろんおすすめですが、サウンドが特徴的なので、アクティブベースに使うのにもおすすめです。
以前は値段が高く、市場にもあまり出回っていなかったのですが、ドイツのワーウィックが生産を請け負うようになったことで値段も安くなり、手に入れやすくなりました。
まとめ
ぼくは以前アクティブタイプのベースを所有していたのですが、常に電池の心配をしていました。
電池切れの心配もあるのですが、液漏れが怖かったです。
パッシブベースはメンテナンスも楽で、サウンドメイクの幅も広いのでおすすめです。
また、楽器の選択肢も多いです。
今回の記事参考にしてもらえればうれしいです。
それではまた。
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