
ベースって、プロと同じ楽器を使うと
早く上手くなれますか?

プロが使っているような良い楽器は
音もいいし、弾きやすいので
練習が楽しくなりますよ。

なるほど。

エフェクターとかアンプとか、
機材を真似するのもいいですよ。

なるほど。
プロの人って
どんな楽器を使っているんですか?

それじゃあ、
有名なベーシストが使っている
機材をいろいろ紹介しますね。

よろしくです〜。
プロがどんな楽器を使っているのかって、興味深いですよね。
好きなベーシストと同じ音を出したいと思ったら、同じ楽器や機材を使うのが近道です。
プロが使う高価な楽器や、ヴィンテージの楽器じゃなくても、
同じメーカーの同じタイプの楽器にするだけで近いサウンドを作ることができます。
例えば、ジャズベースタイプならメーカーが違っても同じようなサウンドになるし、メーカーが同じならさらに近いサウンドになります。
今回は、有名なベーシストたちがどんな楽器や機材を使っているのか紹介していきたいと思います。
楽器選びや、サウンドメイクの参考してください。
- ポール・マッカートニーの使用ベース、機材の紹介
- スチュワート・ゼンダー(ジャミロクワイ)の使用ベース、機材の紹介
- クリス・ノヴォセリック(ニルヴァーナ)の使用ベース、機材の紹介
- フリー(レッドホットチリペッパーズ)の使用ベース、機材の紹介
- ジャコ・パストリアスの使用ベース、機材の紹介
- ヴィクター・ウッテンの使用ベース、機材の紹介
- スタンリー・クラークの使用ベース、機材の紹介
- ジョン・パティトゥイッチの使用ベース、機材の紹介
- クリス・ミン・ドーキーの使用ベース、機材の紹介
- アンソニー・ジャクソンの使用ベース、機材の紹介
- ウィル・リーの使用ベース、機材の紹介
- ネイザン・イーストの使用ベース、機材の紹介
- ゲイリー・ウィリスの使用ベース、機材の紹介
- マーカス・ミラーの使用ベース、機材の紹介
- リチャード・ボナの使用ベース、機材の紹介
- タル・ウィルケンフィルドの使用ベース、機材の紹介
- コリン・グリーンウッド(レディオヘッド)の使用ベース、機材の紹介
- ジェームス・ジェマーソンの使用ベース、機材の紹介
- マイク・ダーント(グリーンデイ)の使用ベース、機材の紹介
- ビリー・シーン(Mr.Big)の使用ベース、機材の紹介
- スティング(ポリス)の使用ベース、機材の紹介
- ロバート・トゥルージロ(メタリカ)の使用ベース、機材の紹介
- ラリー・グラハムの使用ベース、機材の紹介
- ニッキー・シックス(モトリークルー)の使用ベース、機材の紹介
- マニ(ストーンローゼズ)の使用ベース、機材の紹介
- ブーツィー・コリンズの使用ベース、機材の紹介
- ダーシー・レッキー(スマッシング・パンプキンズ)の使用ベース、機材の紹介
- スクエアプッシャー(トーマス・ジェンキンソン)の使用ベース、機材の紹介
- ダリル・ジョーンズの使用ベース、機材の紹介
- ジョー・オズボーンの使用ベース、機材の紹介
- まとめ
ポール・マッカートニーの使用ベース、機材の紹介

ビートルズのベーシスト、ポール・マッカートニーの楽器として有名なのがヘフナーのヴァイオリンベースhofner 500-1です。
当時イギリスではアメリカ製品の輸入制限があったため、ポールマッカートニードイツに演奏旅行に行った際に手に入りやすいドイツ製の楽器を愛用していました。
他にもポールは、リッケンバッカーからプレゼントされた4001Sも愛用していました。
ビートルズ解散後はフェンダーのジャズベースなども使うようになりますが、ヴァイオリンベースはポールマッカートニーのイメージが強いです。
動画配信のディズニープラスで独占配信しているドキュメンタリー映画の「ゲットバック」では、ビートルズのラストアルバムの制作風景を見ることができます。
ビートルズファンはもちろん、音楽を志す人にはぜひ見て欲しい作品です。
スチュワート・ゼンダー(ジャミロクワイ)の使用ベース、機材の紹介

ジャミロクワイの初代ベーシストであるスチュワート・ゼンダーは、ドイツの楽器メーカーであるワーウィックのストリーマー(Warwick Streamer)を使用していました。
ボーカル兼バンドリーダーのジェイ・ケイとの確執から参加したアルバムは初期の3枚のみとなりますが、彼のシンプルだけど存在感のあるファンキーなベースプレイは人気が高く、多くのファンを魅了してきました。
ストリーマーはワーウィックの定番モデルで、現在も生産、販売されています。
オリジナルモデルのほか、廉価版もあります。
廉価版は装飾などが省かれていますが、音色や弾き心地は遜色ない良い楽器です。
カラーもいろいろあります。
こちらが廉価版のWARWICK Rockbass Streamer (Standard 4st Natural Transparent Satin)です。仕上げがきれいで、とても弾きやすいパワフルなサウンドのベースです。
アンプはトーレスエリオットを使用していたようです。
クリス・ノヴォセリック(ニルヴァーナ)の使用ベース、機材の紹介

グランジロックバンド、ニルヴァーナの元ベーシストであるクリス・ノヴォセリックはニルヴァーナ時代にギブソン・RDベースを使っていたことで有名で、他にはギブソンのサンダーバードやリッパーベースを使用していました。
アンプはampegのSVT-400T、エフェクターはProCo RAT2やBOSS DS-1などの歪み系を使用しています。
ampeg SVT-400Tの後継機種にあたるSVT-3PROです。
フリー(レッドホットチリペッパーズ)の使用ベース、機材の紹介

レッドホットチリペッパーズのベーシスト、フリーのベースは、ミュージックマンのスティングレイが有名ですが、2006年からはフェンダーのジャズベースに乗り換え、2009年からは自分のプロデュースしたブランド、「フレアベース」の楽器を使っていました。
フェンダーからはシグネイチャーモデルが出ています。
フリーはエフェクターはあまり使わず、曲によってBOSS ODB-3や、Electro hamonix Q-Tronを使う程度です。アンプはギャリエン・クルーガーの2001RBを使用しています。
フリーといえばスティングレイ。
ギャリエン・クルーガーの2001RBは廃番、こちらが後継機種になります。
ジャコ・パストリアスの使用ベース、機材の紹介

フレットレスベースの第一人者であるジャコは、フェンダーUSAのサンバーストカラーのジャズベースのフレットを抜いて指板にエポキシ樹脂を塗った楽器を使っていました。「ベース・オブ・ドゥーム」と呼び、指板が減るという理由から本番以外ではほとんど使わなかったそうです。
ベースアンプは、アコースティック社の「プリアンプヘッド360」と、「パワードキャビネット361」を組み合わせて使っていました。
ジャコ・パストリアスの機材については、こちらの記事に詳しく紹介しています。
ヴィクター・ウッテンの使用ベース、機材の紹介

ビクター・ウッテンはジャズ・フュージョンのベーシストで、スラップやタッピングなどを得意とする高い演奏テクニックのあるプレーヤーです。
愛機はフォデラのモナークで、インヤン仕様のボディは彼のトレードマークにもなっています。アンプはハートキーのLH1000を使っています。
スタンリー・クラークの使用ベース、機材の紹介

スタンリークラークはジャズ、フュージョン系のベーシストで、エレキベース、ウッドベースの両方の名手として知られています。
エレキベースはアレンビックの4弦ベースを使い続けていて、いまや彼のトレードマークとなっています。アレンビックのベースは現在は生産されていませんが、中古で出回っているものはいずれも高価で、手に入りにくくなっています。
ジョン・パティトゥイッチの使用ベース、機材の紹介

ジョン・パティトゥイッチはチックコリアのエレクトリックバンド、アコースティックバンドなどで活躍した超絶技巧のベーシストです。ヤマハ製の自身のシグネイチャーモデルの6弦ベースを使用しています。
ベースアンプはアギュラーのトーンハンマーを使用しています。
クリス・ミン・ドーキーの使用ベース、機材の紹介

ファンクやジャズをアップライトベースで演奏することで有名な、クリス・ミン・ドーキーの使用ベースはヤマハのSLB300です。動画サイトで見られる彼の動画はヤマハサイレントベースの演奏方法やセッティングなどの説明もあり、参考になることが多いです。
アンソニー・ジャクソンの使用ベース、機材の紹介

アンソニージャクソンはエレキベースのトッププレイヤーとして、これまでに多くの有名ミュージシャンと共演しています。最近では上原ひろみさんとの共演も話題になりました。
使用ベースはフォデラ製のアンソニージャクソン・シグネイチャーモデルの6弦ベースと、フェンダーの61年製のジャズベースです。
アンソニージャクソンは、多弦ベースが珍しかった時代から6弦ベースを使ってきた先駆者でもあります。
ウィル・リーの使用ベース、機材の紹介

ウィル・リーはアメリカの有名スタジオミュージシャンで、1970年代から数々のライブやレコーディングに参加してきました。
使用ベースはサドウスキー製のウィルリーシグネチャーモデルです。
彼は125本ベースを持っているそうですが、自身のシグネイチャーモデルさえあれば他の124本のベースはいらないと言っているそうです。
アンプはハートキーのLH1000を使っています。
ネイザン・イーストの使用ベース、機材の紹介

ネイザン・イーストはスティーヴィー・ワンダーやエリック・クラプトンなど多くの有名ミュージシャンをサポートしてきたベーシストです。
ヤマハのBBNEIIという自身のシグネイチャーモデルを使用しています。
ベースアンプはtc electronic(tc エレクトロニック)のblacksmithやRH750を使用、プリアンプにMXRのM-80 Bass D.I. +、ブースターにTC Electronic Sparkを使用しています。
ゲイリー・ウィリスの使用ベース、機材の紹介

ゲイリー・ウィリスはアメリカのジャズ、フュージョン系のベーシストです。
演奏技術が高く、スペイン、カタロニア音楽大学のインストラクターも務めています。
ベースはアイバニーズのゲイリーウイリスシグネイチャーモデルのフレットレスベース、アンプはアギュラーのtone hummerシリーズとアギュラーのキャビネットを使用しています。
マーカス・ミラーの使用ベース、機材の紹介

マーカスミラーのメインベースは、77年製のフェンダージャズベースをロジャー・サドウスキーがモデファイし、バルトリーニのプリアンプTCTを組み込んでアクティブ化したものです。ブリッジはバダス製に変更し、スラップしやすいようピックアップフェンスが取り付けられています。
シグネイチャーモデルもかつてフェンダージャパンから発売されましたが、回路などがオリジナルとは異なるものでした。
マーカスのサウンドを求めるのであれば、フェンダーのジャズベースにサドウスキー製のプリアンプを載せるか、サドウスキーのジャズベースタイプを使うのがおすすめです。
また、sireというメーカーからはマーカスミラープロデュースのベースが販売されています。こちらの楽器は価格に対して品質が良く、音も良くコストパフォーマンスに優れているのでおすすめです。
リチャード・ボナの使用ベース、機材の紹介

リチャード・ボナはカメルーン出身のジャズ、フュージョン系ベーシストです。ベースで弾き語りや、ベースソロに合わせてユニゾンで歌うことを得意とする超絶技巧のベーシストです。
彼のベースはフォデラのインペリアル、リチャード・ボナシグネイチャーモデルを使っています。アンプはマークベースのMark Bass Little Mark Ninja、1000wのハイパワーモデルです。
また、マーカスミラーが使用したことで有名になったTaurus Tux Silver Lineというコンプレッサーを使用しています。
タル・ウィルケンフィルドの使用ベース、機材の紹介

タル・ウィルケンフィルドは、ジェフ・ベックやハービー・ハンコックとの共演で有名なオーストラリア出身のジャズ、フュージョン系ベーシストです。
ベースはサドウスキーのタル・ウィルケンフェルド・シグネイチャー・モデルを使っています。
アンプはEBSのHD350に、EBS Proline 410 Bass Cabinetを組み合わせています。
コリン・グリーンウッド(レディオヘッド)の使用ベース、機材の紹介

レディオヘッドのベーシスト、コリン・グリーンウッドがよく使っている楽器は、フェンダー製のプレシジョンベースとジャズベースです。
アンプはAmpegのSVTシリーズか、アッシュダウンのABMシリーズを使っています。
ジェームス・ジェマーソンの使用ベース、機材の紹介

ジェームス・ジェマーソンは、1960年代〜70年代、モータウン黄金期のベーシストで、ローリング・ストーン誌の「史上最高のベーシスト50選」で第1位に選ばれています。使用ベースはフェンダーの60年代製プレシジョンベースです。ピックアップ・フェンスとブリッジガードが取り付けられたままで、弦高が高く、他の人が弾くととても弾き難かったようです。
マイク・ダーント(グリーンデイ)の使用ベース、機材の紹介

グリーンデイのマイク・ダーントはフェンダーのテレキャスターヘッドタイプのプレシジョンベースと、GibsonのGrabber-3を弾いています。
フェンダーからはシグネイチャーモデルも出ています。
ビリー・シーン(Mr.Big)の使用ベース、機材の紹介

ミスタービックのビリー・シーンはヤマハのシグネイチャーモデルを弾いています。アンプは以前はアンペグのものを使用していたが、現在はハートキーを使用している。
スティング(ポリス)の使用ベース、機材の紹介

ポリス時代のスティングはスペクターのNS-2というベースを弾いていましたが、近年はフェンダーのテレキャスタータイプのプレシジョンベースを弾いています。
ロバート・トゥルージロ(メタリカ)の使用ベース、機材の紹介

メタリカのベーシスト、ロバート・トゥルージロはワーウィックのストリーマーをメインとして弾いていて、ワーウィックからシグネイチャーモデルも発売されています。アンプはアンペグのSVT-CLなどを使用、エフェクターにMXR M-80 Bass D.I. +というプリアンプや、MXR Custom Audio Electronics BOOST/LINE DRIVERというブースターを使用しています。
ラリー・グラハムの使用ベース、機材の紹介

Sly & The family StoneやGraham Central Stationのベーシストとして知られるラリー・グラハムは、スラップベースを初めて弾いた人物です。
使用ベースはムーンのJJ-4B、ラリーグラハムシグネイチャーモデル、アンプはアコースティック社の Acoustic 360を使用していました。
ニッキー・シックス(モトリークルー)の使用ベース、機材の紹介

モトリークルーのベーシスト、ニッキー・シックスのベースとして知られているのがギブソンのサンダーバードです。ギブソンからはシグネイチャーモデルも出ています。アンプはアンペグのものを使用していました。
エフェクターはDarkglass Electronics Vintage Deluxeのオーバードライブや、MXRのM89 Bass Overdriveを使用しています。
マニ(ストーンローゼズ)の使用ベース、機材の紹介

UKロックの金字塔、ストーン・ローゼスのマニ(ゲイリー・マニー・モンフィールド)はリッケンバッカーベースの使い手として有名です。他にはフェンダーのジャズベース、プレシジョンベースなどを弾いていました。
アンプはバンドの初期にはアンペグ、後期になってメサブギーを使用しています。
ブーツィー・コリンズの使用ベース、機材の紹介

ブーツィー・コリンズは星型のベースがトレードマークのファンクベーシストです。
ワーウィックからシグネイチャーモデルBootsy Collins Spacebassが出ています。星形のボディが特徴的です。
アンプはアンペグのSVT-CL、エフェクターはMXRのM-181やPigtronix Disnortion、Darkglass Electronics Duality Fuzzなどを使っているようです。
ダーシー・レッキー(スマッシング・パンプキンズ)の使用ベース、機材の紹介

ダーシー・レッキーはオルタナティヴロックバンド、スマッシング・パンプキンズの女性ベーシストです。彼女は、派手さは無いけど楽曲を支える確実なベースプレイと、その個性的なルックスでバンドの人気を高めたベーシストです。
楽器はフェンダーのジャズベースやプレシジョンベースを使用していました。特に75年製のフェンダージャズベースがお気に入りで、数本所有していたようです。
スクエアプッシャー(トーマス・ジェンキンソン)の使用ベース、機材の紹介

スクエアプッシャーことトーマス・ジェンキンソンは、初期はフェンダー・ジャズ・ベースのフレットレスやアイバニーズのロードスター、ミュージックマンのスティングレイ・ベースを使用していました。現在はルシアーという6弦ベースを使用。打ち込みの機材ははAKAI S6000、BOSS DR-660、ROLAND TR-707など古いものにこだわって使用しているそうです。
ダリル・ジョーンズの使用ベース、機材の紹介

ダリル・ジョーンズはアメリカのベーシストで、マイルス・デイビスと共演し、以降ハービー・ハンコック、ステップス・アヘッド、スティングなど多くの有名ミュージシャンのレコーディングに参加しています。また、1993年からはローリング・ストーンズのサポート・メンバーとして活動しています。
楽器はレイクランド製ダリル・ジョーンズ・シグネイチャーモデルを使用しています。
ジョー・オズボーンの使用ベース、機材の紹介

ジョー・オズボーンは1960年〜70年代にかけて多くのヒットアルバムのレコーディングに参加したアメリカのセッションベーシストです。ほとんどの仕事をフェンダーのジャズベースのみでこなし、最初に張ったラベラ製のフラットワウンドを20年間替えずに使っていたそうです。レイクランドからはシグネイチャーモデル(現在のモデル名は44-60 Vintage J)が販売されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
使う機材や楽器から、ベーシストのいろいろなこだわりが感じられたと思います。
音作りや楽器選びの参考にしていただければうれしいです。
それではまた。
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