コード譜だけで弾ける、ジャズのベースラインの弾き方を分かりやすく解説

ベース
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この記事では、ジャズのベースラインの作り方について解説したいと思います。
ジャズのベースラインとは、極端に言うとコードに合った音を4分音符で弾けば、どんな音を使ってもOKです。

コード譜を見ただけでベースラインを弾けるようになるには、ある程度の慣れが必要ですが、根気良く練習すれば必ず弾けるようになります。

ジャズのベースラインが弾けるようになると、ジャズはもちろん、ジャズ以外のジャンルにも応用することができるので、表現の幅も広がります。

ぜひこの記事を参考にして、ジャズのベースラインをマスターしてください。

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ジャズのベースラインの2つの考え方

ジャズのベースラインは大まかにメロディ型と、分散和音型の2種類に分けることができます。

メロディ型は音の並びが自然に流れるようにベースラインを作ります。
コードの構成音以外の音はスケールを使って間を埋めていきます。
メロディ型のベースラインは音の流れがスムーズなので弾きやすく、早いテンポの曲を弾くのに向いています。

これに対して分散和音型は、その名の通りコードの構成音を使ってベースラインを作ります。メロディ型のベースラインに比べてコード感が強くなり、わかりやすいベースラインになりますが、反面音の跳躍が多くて弾きにくいラインになります。

いずれの場合もベースはパート的な役割として、ルートと5度を受け持ちます。
これに対してピアノやギターが3度、7度、及び9度や13度のテンションノートを受け持つことで、バンド全体のハーモニーのバランスが取れます。
ピアノやギターがいる時は、できるだけルートと5度を多くベースラインに入れ、いない時には3度や7度を入れるようにするとバンドのハーモニーが良くなります。
このことはセッションなどで役に立つのでぜひ覚えておいてください。

それではここから、この二つのベースラインの作り方を説明していきたいと思います。

ジャズのメロディ型ベースラインの作り方

メロディ型を弾く場合は、コードの構成音の間にスケールを入れ、流れるようなベースラインを作っていきます。

下の例は枯葉の最初の8小節です。
枯葉は4度進行でコードが変わっていきますが、ルートから上昇する形の場合、4つ目の音が次の小節のルートになるので、一つ飛び越えて次の小節のルートに移動します。
次のF7では、ルートから下降していますが、スケールで下降するとちょうど5つ目の音が次の小節のルートになります。
ジャズの曲では4度進行のコード進行が多いので、この音の並びを覚えておくと多くの曲で使えます。

bassline1

ジャズの分散和音型ベースラインの作り方

ギターのアルペジオのように、コードの構成音を使ってベースラインを作るとコード感が強い、わかりやすいベースラインになります。
ただし、多用しすぎると、わかりやすすぎることでジャズっぽさが無くなります。
また、移弦が多くて弾きにくくなるので、テンポが早い時などは多用しないほうが良いと思います。

下の例も枯葉の最初の8小節です。
上のメロディ型のベースラインと弾き比べてみると、だいぶ弾き心地や、サウンドが違うと思います。

bassline2

分散和音型のベースラインは、曲の中のコードの変わり目(ツーファイブワン)など、目立たせたいところや、コーラスの変わり目などで使うと効果的に使うことができます。

モード進行のジャズのベースラインについて

モード進行の曲の場合、コードチェンジが無いのですが4小節おきくらいで、次につなげるコードを入れるとスムーズで、小節数がわかりやすいベースラインになります。

例えば、Dドリアンの曲なら、4小節目と8小節目にA7に相当する音を入れると進行がわかりやすくなります。
ここで注意したいのは、ソーホワットなどのDドリアンの曲の場合、17小節目からのBメロはE♭ドリアンになるため、16小節目はB♭7を入れないとスムーズに繋がらないということです。

下の例は、Dドリアンを8小節のベースラインの例です。
わかりやすく、2小節ごとにA7が出てきますが、もっと曲を大きく捉えても大丈夫です。

basslinedorian

まとめ ジャズのベースラインの可能性

ジャズのベースラインは外さなければ何をしても良いです。
4ビートと呼ばれるジャズのベースラインはほとんど4分音符だけだったものから現在は様々な音使いや、リズムで弾かれることも珍しくありません。

ジャズではベーシストの数だけベースラインがあります。
自分だけのオリジナリティのあるベースラインを弾いていきましょう。

今回の記事、参考にしてもらえたら嬉しいです。

それではまた。

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