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自宅でコントラバスを練習するときの騒音の対策(消音、ミュートする)方法を紹介

コントラバス
この記事は約5分で読めます。
しろ
しろ

うちでコントラバスを弾くと音が大きくて苦情が来そうなんだけど、何か良い対策方法はありませんか?

くろ
くろ

楽器や部屋に工夫をすれば、ある程度音量を抑えることができますよ。

しろ
しろ

詳しく教えてもらえますか?

くろ
くろ

わかりました。ここからコントラバスを自宅で練習するための消音の方法をいろいろ紹介しますね。

しろ
しろ

よろしくお願いします。

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コントラバス本体に消音対策をする方法

コントラバス本体に消音対策をするには、楽器の音の伝わりかたを考える必要があります。コントラバスという楽器は弦の振動が駒を伝って胴体の中で増幅され、Fホールから音が出ます。また、エンドピンを伝って床にも振動が伝わります。なので

①弦
②駒
③Fホール
④ボディ
⑤エンドピン

の5つに対策をすることで音量を抑えることができます。それぞれに具体的な方法をここから紹介していきます。

弦をミュートする方法

弦に弱音器を取り付けると弦の振動を抑えることができます。この弱音器はかなり昔から販売されていて、コントラバス以外にもほとんどの弦楽器で使うことができます。



駒をミュートする方法

駒は振動を吸収するもので挟むことで胴体に伝える弦の振動を抑えることができます。市販されているもので有名なのがアメリカ製のウルトラミュートです。

これは演奏中に使うミュートと同様にゴムでできていて、駒の前面をすっぽりと覆うように取り付けます。はめるだけなので脱着が楽で、一番手軽に使うことができます。音量は4割程度削減できます。ウルトラミュートを使うと響きがタイトになり、狭い部屋でも音が聞き取りやすくなるメリットもあります。

また、ゴムの板や金属の板をクランプと呼ばれる器具で駒に挟むことでもだいぶ音量をセーブすることができます。挟み込む素材によってウルトラミュートよりも音量を抑えることができますが、クランプや金属の板で楽器に傷をつけない様に注意する必要があります。




Fホールを塞ぐことでミュートする方法

コントラバスの音はサウンドホールから出ているので、これを塞ぐことで音量を抑えることができます。タオルなどを使えば良いですが、小さいタオルを使うと楽器の中に落ちてしまうかもしれないのでフェイスタオルくらいの大きさのものを使って下さい。ホールの上の方から少しづつ詰めていくときれいに塞ぐことができます。


 ボディの振動を抑える方法

毛布など、少し厚みがある布状のものを楽器にかけると音量を抑えることができます。ただかけるだけだと滑って落ちてしまうので、紐などをつかって結びつけると良いです。


エンドピンからの振動を抑える方法

エンドピンからの振動はフローリングよりもクッションフロアやカーペットの部屋の方が振動が伝わりにくいです。床にペルシャ絨毯の様な分厚いカーペットや、ドラムやピアノ用の防振材を敷くと防振、防音の効果があります。





コントラバス本体に消音対策をする時の注意点

上で紹介した方法は全て併用することができ、やればやるだけ音量が下がります。しかし、楽器本体にどれだけ消音対策をしても、極端な消音効果はありません。夜中の練習や、極端に壁の薄い部屋で弾くのは避けた方が無難です。
また、楽器本体に防振の対策を施すと手に伝わる振動や弦の抵抗なども変わってくるので、弾き心地やピッキング、ボウイングの力加減が変わります。

音量を気にせず、ニュアンスをそのまま練習したい方にお勧めなのがヤマハのサイレントベースです。コントラバスの弾き心地をそのままに、生音をエレキベースくらいの音量にした楽器で、ヘッドフォンやアンプで音を聞いて演奏することができます。良くあるアップライトベースよりもコントラバスに近いサウンドで、ヘッドフォンで弾いているとコントラバスを弾いているのと錯覚するくらい良くできています。
現在SLB300という最新機種が販売されています。こちらの記事にレビューを掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

コントラバスは音が大きくて自宅で練習するのは大変ですが、工夫したり、代用の楽器を使うことでうまく練習することができます。

ぜひ今回の記事参考にしていただければと思います。

それではまた。

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