コントラバス弦のほぼ全種類を比較、ここから選べばOK。おすすめの弦と、各弦の特徴を紹介。

コントラバス
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しろ
しろ

コントラバスの弦の
選び方を教えてください。

くろ
くろ

わかりました。
ここから詳しく紹介します。

しろ
しろ

よろしくです!

コントラバスの弦って種類が多くてどれを選べば良いのか迷いますよね。
値段も高いので気軽に試すこともできないし、ハズレを選んでしまったら悲しいです。

私はコントラバスを30年くらい弾いていますが、ずいぶんいろいろな弦を弾いてきました。

そこでこの記事では、私がこれまでいろいろな弦を弾いてきた経験を元に、各コントラバス弦の特徴と、おすすめのコントラバス弦を紹介します。



  1. コントラバスの弦を選ぶときのポイント
  2. コントラバスの弦の素材による違い
      1. ガット弦について
      2. ナイロン弦について
      3. スチール弦について
  3. コントラバス弦の各メーカーの特徴について
  4. おすすめのコントラバスの弦を紹介
    1. 1位:ピラストロ オリジナルフラットクロム
    2. 2位:ピラストロ オリジナルフレクソコア
    3. 3位:ピラストロ オイドクサ
    4. 4位:ピラストロ オリーヴ
    5. 5位:ダダリオ ザイエックス
    6. 6位:ピラストロ オブリガード
    7. 7位:トマスティーク スピロコア
  5. 各種コントラバス弦の特徴を紹介
    1. ピラストロ/クロムコア
    2. ピラストロ/オブリガート
    3. ピラストロ/ジャザー
    4. ピラストロ/パーマネント
    5. ピラストロ/エヴァピラッツィ
    6. ピラストロ/フレクソコア
    7. ピラストロ/オリジナルフレクソコア
    8. ピラストロ/フレクソコアデラックス
    9. ピラストロ/フラットクロム
    10. ピラストロ/オリジナルフラットクロム
    11. ピラストロ/パッシオーネ
    12. ピラストロ/オリーブ
    13. ピラストロ/オイドクサ
    14. ピラストロ/コルダ
    15. ダダリオ/ヘリコアオーケストラ
    16. ダダリオ/ヘリコアハイブリッド
    17. ダダリオ/ヘリコアピチカート
    18. ダダリオ/プレリュ-ド
    19. ダダリオ/ザイエックス
    20. ダダリオ/カプラン
    21. トマスティーク/スピロコア
    22. トマスティーク/ベルカント
    23. トマスティーク/ドミナント
    24. トマスティーク/スーパーフレキシブル
    25. ヤーガー/ヤーガー
    26. ラベラ /7710N Black Nylon
    27. ラベラ / 7710T White Nylon
  6. まとめ

コントラバスの弦を選ぶときのポイント

コントラバスの弦は、実にいろいろな種類があり、その多くは
弦の素材弦のメーカーによって特徴付けられます。

それぞれの特徴を知っておけば、自分の好みに合わせた弦を選びやすくなります。

まずは弦の素材について、ひとつづつ説明します。

コントラバスの弦の素材による違い

弦の素材にはスチール弦ナイロン弦ガット弦の3種類があり、それぞれに特徴があります。
ここから各素材について、ひとつづつ説明します。

ガット弦について

ガット弦は羊の腸を芯線にして作られる弦で、深みのある上品な音色が特徴です。
テンションは柔らかくて弾きやすく、軽い力で弾いてもよく響きます。
気候や気温でコンディションが変わりやすいので、保管や演奏場所に気を使う必要があります。

ガット弦は寿命が長く、長期間音色の良さを維持します。
切れなければ5年くらい良い音のまま使えます。
高価ですが、寿命が長いのでコストパフォーマンスは決して悪くありません。

音色を追求したい方にはガット弦がおすすめです。
クラシックでもジャズでも最高のサウンドを得ることができます。

巻きの無いガット弦はプレーンガットと呼ばれ、安価なものもありますが、弾いた後の手がソーセージのような匂いになるので注意が必要です。

しろ
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ソーセージ!

ナイロン弦について

ナイロン弦はガット弦の代替え品として開発された弦で、ガットより値段が安く、コンディションの変化にも強いのが特徴です。
ガット弦に似た柔らかくて深みのある音色で、どんなジャンルの音楽にもマッチします。

スチール弦やガット弦に比べると寿命が短い(半年から1年くらい)ですが、その分値段が安く、手軽にガット弦に近いサウンドを得ることができます。

スチール弦を使っているけどしっくりしない方や、ガット弦を使いたいけど予算が合わない方におすすめです。

しろ
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ナイロン弦はお得ですね!


スチール弦について

スチール弦は弦の芯となるコア材に金属が使われている弦です。
音色は明るく、バランスよく良く鳴り、音量が大きいのが特徴です。

温度や湿度の影響を受けにくく、チューニングが安定しやすいです。
取り扱いが容易なので初心者の方や学生にもおすすめです。

寿命は1年ほどのものが多いです。
弾き心地が硬くなってきたら替え時です。

しろ
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スチール弦はオールマイティですね!



コントラバス弦の各メーカーの特徴について

コントラバスの弦は主にトマスティーク、ダダリオ、ピラストロの3社のものが多いですが、それぞれ以下のような特徴があります。

ピラストロ :フラットでくせのない音色。
        オールジャンル使える。


ダダリオ  :クリアで上品な音色。
       テンションが柔らかい。
       オールジャンルに使える。


トマスティーク:明るく暖かい音色。
        ジャズ系に向いている。
       

クラシックにはピラストロかダダリオの弦がおすすめです。
ジャズやポップスにはどのメーカーでもOKです。



おすすめのコントラバスの弦を紹介

それではここから、おすすめのコントラバス弦を紹介します。

1位:ピラストロ オリジナルフラットクロム

ピラストロ製のスチール弦です。
重厚で上質な甘い音色が特徴です。

スピロコアや、ヘリコア、オブリガートなどの有名な弦を使ってきたけど、いまいちしっくりこない方におすすめです。どんなジャンルの音楽に使ってもマッチします。
また、スチール弦の中では寿命が長く、長期間良い音色を持続します。

Pirastro / Original Flat-Chromesteel コントラバス弦セット
ピラストロ
オーケストラで最もポピュラーなスチール弦の一つ。重厚で力強く暖かな音色。



2位:ピラストロ オリジナルフレクソコア

ピラストロ製のスチール弦です。
重厚で落ち着いた音色が特徴で、アルコ、ピチカート共に低音が良く鳴ります。

上で紹介したオリジナルフラットクロムと共に、スチール弦の最高峰の弦です。
値段も他のスチール弦に比べるとちょっと高いですが、値段分の良さがあります。
寿命が長いので、結果的にコストは他の弦と変わりません。

ワンランク上の音色を求めている方におすすめのコントラバス弦です。

 Pirastro / Original Flexocor コントラバス弦 セット
ピラストロ
モデル : セット ( G 3461 & D 3462 & A 3463 & E 3464 )


3位:ピラストロ オイドクサ

ピラストロ製のガット弦です。

ガット弦特有の芯のある上品な音色はまさに極上で、どんなジャンルで使っても最高のサウンドを得ることができます。

Pirastro ピラストロ / Eudoxa オイドクサ(コントラバス弦 GDAEセット)
EUDOXA
Pirastro(ピラストロ )社の Eudoxa(オイドクサ)コントラバス弦(GDAE)4弦セットです。


4位:ピラストロ オリーヴ

ピラストロのガット弦です。

アルコ、ピチカート共に、倍音豊かで芯のある、上品な音色を得ることができます。
テンションが柔らかくて弾きやすく、クラシックのソロにも向いています。



5位:ダダリオ ザイエックス

シンセティック素材を芯線に使ったナイロン弦で、クリアで倍音豊かな、力強い音色が特徴です。

弓弾きとピチカートどちらの奏法でもガット弦に近いサウンドが得られます。
ジャズ、クラシックどちらでもおすすめです。



6位:ピラストロ オブリガード

ピラストロのナイロン弦です。
ガット弦に似た上品で自然な音色が特徴で、ピチカートでもアルコでも自然な響きが心地よい弦です。
また、アンプに通しても生音に近い音色を得ることができます。

Pirastro / OBLIGATO orchestra コントラバス弦セット
ピラストロ
ガット弦の音色を目標に、最新技術を用いて開発されたシンセティック弦。


7位:トマスティーク スピロコア

こちらはジャズ系で定番のスティール弦です。
抜けの良いサウンドで、テンションが柔らかく、サスティーンが長いのが特徴です。
アンプに通すと、昔のマークジョンソンやスタンリークラークような、アタックが強い、粘りのあるサウンドを得ることができます。



各種コントラバス弦の特徴を紹介

それではここから各種コントラバス弦の特徴を紹介します。
気になるものがあったらぜひチェックしてください。

ピラストロ/クロムコア

クロムコアはシングルコアでシングルロープ構造のスチール弦です。
明るくて歯切れの良い音色が特徴です。

テンションが強めで、音量が出るのでオーケストラや吹奏楽でよく使われます。



ピラストロ/オブリガート

定番のナイロン弦です。
ガット弦のような上品で豊かな音色が特徴で、テンションが柔らかくて演奏しやすいです。
弓でもピチカートでも反応が早く、ジャンル問わず使えます。

Pirastro / OBLIGATO orchestra コントラバス弦セット
ピラストロ
ガット弦の音色を目標に、最新技術を用いて開発されたシンセティック弦。




ピラストロ/ジャザー

ジャズの演奏に特化したスチール弦です。

ピチカートの歯切れが良く、音が良く伸びます。
テンションも柔らかく、左手のコントロールがしやすく弾きやすいです。
ジャズ系の早いフレーズを多用したい方におすすめです。




ピラストロ/パーマネント

パーマネントはロープコアのスチール弦です。
テンションが強めで、明るくて力強い音色が特徴です。

アルコで弾いたときの音量が大きく、オーケストラや吹奏楽で使いやすい弦です。



ピラストロ/エヴァピラッツィ

エヴァピラッツィはガット弦に近い、上品で深い音色の弦です。
アルコ、ピチカート共に反応が早く、芯のある上品なサウンドはクラシック、ジャズどちらも良く合います。





ピラストロ/フレクソコア

クラシックの定番のスティール弦で、太く甘い音色が特徴です。

ピチカートのサスティーンが自然で、きれいに減衰するのでコントロールがしやすいです。
クラシック、ジャズどちらでも使えます。




ピラストロ/オリジナルフレクソコア

クラシックの定番のスティール弦で、甘くて重厚な音色が特徴です。
アルコ、ピチカート共に低音がしっかり出て、どっしりと力強いサウンドが心地よい弦です。
クラシックで使うのも良いですが、ジャズ系でアンプを通して使っても低音が良く出て、生音に近い音色を得ることができます。

 Pirastro / Original Flexocor コントラバス弦 セット
ピラストロ
モデル : セット ( G 3461 & D 3462 & A 3463 & E 3464 )




ピラストロ/フレクソコアデラックス

明るくて力強い音色が特徴のスティール弦です。
オリジナルフレクソコアとは音の傾向が違い、こちらの方が音色が明るく、サスティーンが長めです。
テンションが柔らかく、楽に音量が出せるので初心者の方にもおすすめです。


ピラストロ/フラットクロム

ピラストロの定番のスティール弦で、明るい音色と、太くて甘い音色が特徴です。
サスティーンはやや長めで、自然に減衰します。
クラシック向きの弦とされていますが、クラシック、ジャズどちらにもおすすめです。

Pirastro / Flat-Chromestee コントラバス弦 セット
ピラストロ
モデル : セット ( G 3421 & D 3422 & A 3423 & E 3424 )


ピラストロ/オリジナルフラットクロム

クラシックの定番のスティール弦で、明るい音色と、重厚で甘い音色が特徴です。
アルコでもピチカートでも、重くて深い音色が弾いていて心地よいです。
アルコで弾くと、重厚で倍音が豊かな音色が得られます。

クラシック、ジャズどちらにもおすすめです。

Pirastro / Original Flat-Chromesteel コントラバス弦セット
ピラストロ
オーケストラで最もポピュラーなスチール弦の一つ。重厚で力強く暖かな音色。


ピラストロ/パッシオーネ

こちらはガット弦の音色に似せるように作られたスチール弦です。
テンションが柔らかくレスポンスが早くて弾きやすいです。

響きが自然で、ガット弦に近い上品な音色です。
早いフレーズを多用するジャズや、クラシックのソロにもおすすめです。



ピラストロ/オリーブ

オリーブは天然素材のみを使ったハンドメイドのガット弦です。
アルコ、ピチカート共に、倍音豊かで芯のある、上品な音色を得ることができます。
テンションが柔らかくて弾きやすく、コントロールがしやすいです。




ピラストロ/オイドクサ

ピラストロの巻線のガット弦です。
柔らかくてしっとりとした、上品な音色が特徴です。

オイドクサやオリーブの様なガット弦はクラシックで使っても良いですが、ジャズ系のピチカートのサウンドも極上です。アンプを通しても生音に近い音色が得られます。

Pirastro ピラストロ / Eudoxa オイドクサ(コントラバス弦 GDAEセット)
EUDOXA
Pirastro(ピラストロ )社の Eudoxa(オイドクサ)コントラバス弦(GDAE)4弦セットです。



ピラストロ/コルダ

バロック楽器用に作られているガット弦で、G線とD線は巻きのない生ガット弦です。
倍音が豊かなガット弦らしい上質な音色で、どんなジャンルでも良いサウンドが得られます。

生ガットの弦は指が滑りにくくスライドしにくいですが、ベビーパウダーを弦につけると弾きやすくなります。




ダダリオ/ヘリコアオーケストラ

ダダリオ社製のスチール弦です。
明るくクリアな音色で、全音域でバランス良く鳴ります。
サスティーンは長めです。

テンションが柔らかくジャズなどのピチカートも弾きやすいです。
価格は安いのですが、寿命がちょっと短いのがネックです。

D'Addario / Helicore Orchestral コントラバス弦セット
Helicore
コントラバス(ダブルベース)弦のセットです。ミディアムテンション



ダダリオ/ヘリコアハイブリッド

弓弾きとピチカートの、両方に使えるハイブリッドタイプの弦です。
ヘリコアオーケストラと比べるとサスティーンが長く、ピチカートが弾きやすいです。

ジャズとクラシックどちらも演奏する方にもおすすめです。



ダダリオ/ヘリコアピチカート

ジャズ系のピチカートに特化したスチール弦です。
ヘリコアオーケストラと比べるとサスティーンが長く、テンションが弱くて弾きやすいです。
早いフレーズも弾きやすく、ヨーロッパ系のピアノトリオなどに良く合うサウンドです。



ダダリオ/プレリュ-ド

ダダリオ社製のスチール弦です。
弦のテンションが柔らかく、レスポンスが早くて弾きやすい弦です。

音が楽に出せるので初心者の方にもおすすめです。
値段が安く、コストパフォーマンスに優れています。


ダダリオ/ザイエックス

シンセティック素材を芯線に使ったナイロン弦で、クリアで倍音豊かな、力強い音色が特徴です。

弓弾きとピチカートどちらの奏法でもガット弦に近いサウンドが得られます。
ジャズ、クラシックどちらでもおすすめです。


ダダリオ/カプラン

カプランは各弦のバランスを考え、それぞれ材質の異なる巻線で作られたスチール弦です。
倍音が豊かで落ち着いた音色と、柔らかく伸びるサスティーンが特徴です。



トマスティーク/スピロコア

スピロコアはジャズ系で定番のスチール弦です。
明るい音色でサスティーンが長く、レスポンスが早いのが特徴です。

新品のときは音色が少しギラギラしていますが、少し経つと落ち着いた温かみのある音色になります。



トマスティーク/ベルカント

ベルカントはトーマスティック社製のスチール弦です。
しっとりと落ち着いた、暖かい音色が特徴です。

スピロコアに音の傾向が似ていますが、ベルカントの方がクセのない、落ち着いた音色です。
弓で弾いたときの反応が良く、クラシックでも使えます。



トマスティーク/ドミナント

ドミナントはトマスティーク社製のナイロン弦で、ガット弦のような豊かで深みのある音色が特徴です。
弾き心地が柔らかく、アルコでもピチカートでも反応が早くて弾きやすいです。

Thomastik / DOMINANT ORCHESTRA コントラバス弦セット
THOMASTIK
Thomastik-Infeld(トマスティック・インフェルト)社は、オーストリアのウイーンで、バイオリンの製作家と技術者の共同によって設立! 全世界的に圧倒的な支持を得ているブランドです。





トマスティーク/スーパーフレキシブル

芯線に縒り合せたスチール材(ロープコア)を使った弦です。

力強い音色が特徴で、反応が早くて軽く弾いてもよく鳴ります。
比較的値段が安く、コストパフォーマンスも良いです。




ヤーガー/ヤーガー

デンマークのメーカー、ヤーガーのスチール弦です。

明るく柔らかい音色が特徴で、テンションは弱めなので弾きやすいです。
上品なガット弦のようなサウンドで、ソロや小人数のアンサンブルに良く合います。






ラベラ /7710N Black Nylon

ブラックナイロンにテープを巻いた特殊な構造の弦で、ジャズベーシストのロンカーターが使用したことで有名です。

ピチカートで弾くとアタックが強く、音がグーンと伸びます。
弓で弾くとゴリゴリとした、少し大味な音色なのでクラシックには使いにくいです。





ラベラ / 7710T White Nylon

ジャズベーシストのロンカーターが開発に携わった弦です。
ホワイトナイロンにテープが巻いてあります。

上で紹介したオリジナルの7710Nと同様にジャズ向きの弦で、ブラックナイロンよりクリアな音色です。



まとめ

コントラバスの弦はジャズ用やクラシック用
などと分けられることがありますが、
良い弦はどちらで使っても良いです。

ピラストロのフラットクロムなど、
クラシック用の弦の方が音が自然に減衰し、
アンプを通しても生音に近いニュアンスを
得られるものもあります。

コントラバスの弦は古くなると音程が
狂ってくるので、古くなってきたら
早めに交換しましょう。

以上、今回の記事参考にしてもらえたら
うれしいです。

それでは、また。

コントラバス
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