コントラバス弦の比較、ここから選べばOK。おすすめの弦と、各弦の特徴を紹介。

コントラバス
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しろ
しろ

コントラバスの弦って
どうやって選べばいいですか?

くろ
くろ

弦の素材やメーカーの特徴を知っておくと
選びやすいですよ。

しろ
しろ

なるほど。
詳しく教えてください。

くろ
くろ

わかりました。
ここから弦の選び方と、
各弦の特徴を紹介します。

しろ
しろ

よろしくです。

コントラバスの弦って種類が多いので選ぶのに迷いますよね。

素材やメーカーによって、弾き心地や音色が違うし、クラシック向きの弦や、ジャズなどのピチカートに特化した弦など色々あります。
本当なら色々な弦を試して、自分に合ったものを探すのが一番ですが、コントラバスの弦はギターなどの弦と比べて値段が高く、気軽に試すことが難しいです。

そこで、この記事では私の経験をもとに、各種コントラバス弦の特徴を紹介します。
私はジャズとクラシック両方やるので、その観点からも紹介していきます。
弦選びの参考にしていただけたらと思います。



クラシックの演奏におすすめの弦をこちらの記事で紹介しています。
合わせて参考にしてください。



ジャズにおすすめのコントラバス弦はこちらの記事を参考にしてください。



  1. コントラバスの弦を選ぶときのポイント
  2. コントラバスの弦の素材による特徴の違い
    1. ガット弦について
    2. ナイロン弦について
    3. スチール弦について
  3. コントラバス弦の各メーカーの特徴について
  4. 各種コントラバス弦の特徴を紹介
    1. ピラストロ/クロムコア
    2. ピラストロ/オブリガート
    3. ピラストロ/ジャザー
    4. ピラストロ/パーマネント
    5. ピラストロ/エヴァ・ピラッツィ
    6. ピラストロ/エヴァ・ピラッツィ・スラップ
    7. ピラストロ/フレクソコア
    8. ピラストロ/オリジナルフレクソコア
    9. ピラストロ/フレクソコアデラックス
    10. ピラストロ/フラットクロム
    11. ピラストロ/オリジナルフラットクロム
    12. ピラストロ/パッシオーネ
    13. ピラストロ/オリーブ
    14. ピラストロ/オイドクサ
    15. ピラストロ/コルダ
    16. ダダリオ/ヘリコアオーケストラ
    17. ダダリオ/ヘリコアハイブリッド
    18. ダダリオ/ヘリコアピチカート
    19. ダダリオ/プレリュ-ド
    20. ダダリオ/ザイエックス
    21. ダダリオ/カプラン
    22. トマスティーク/スピロコア
    23. トマスティーク/ベルカント
    24. トマスティーク/ドミナント
    25. トマスティーク/スーパーフレキシブル
    26. ラベラ /7710N Black Nylon
    27. ラベラ / 7710T White Nylon
  5. おすすめのコントラバスの弦を紹介
    1. 1位:ピラストロ/オリジナルフラットクロム
    2. 2位:ピラストロ/オリジナルフレクソコア
    3. 3位:ピラストロ/オイドクサ
    4. 4位:ピラストロ/オリーヴ
    5. 5位:ダダリオ ザイエックス
    6. 6位:ピラストロ オブリガード
    7. 7位:トマスティーク スピロコア
  6. まとめ

コントラバスの弦を選ぶときのポイント

コントラバスの弦にはいろいろな種類がありますが、その特徴はメーカーや素材によるところが大きいです。
弦の素材やメーカーの特徴を知っておけば、自分の好みの弦を選びやすくなります。

まずは弦の素材について解説します。

コントラバスの弦の素材による特徴の違い

コントラバスの弦の素材は、スチール弦、ナイロン弦、ガット弦の3種類があります。
ここから各素材について、ひとつづつ紹介します。

ガット弦について

ガット弦は羊の腸を芯線にして作られる弦です。
深みのある上品な音色で、テンションは柔らかく、軽い力で弾いてもよく響きます。
コンディションの変化に弱く、保管や演奏場所には気を遣う必要があります。

ガット弦は寿命が長く、長期間良い音を維持します。
切れなければ5年くらい良い音のまま使えます。

他の素材の弦と比べると高価ですが、寿命が劇的に長いので、コストパフォーマンスは決して悪くありません。

音色を追求したい方にはガット弦がおすすめです。
クラシックでもジャズでも最高のサウンドを得ることができます。

巻きの無いガット弦はプレーンガットと呼ばれ、安価なものもありますが、弾いた後の手がソーセージのような匂いになるので注意が必要です。

しろ
しろ

ソーセージ!

ナイロン弦について

ナイロン弦はガット弦の代替え品として開発された弦です。
ニュアンスがガット弦に近いですが、ガット弦より安く、コンディションの変化にも強いという特徴があります。

ガット弦に似た柔らかくて深みのある音色で、
どんなジャンルの音楽にもマッチします。

スチール弦やガット弦に比べると寿命が短い
(半年から1年くらい)ですが、その分値段が安く、
手軽にガット弦に近いサウンドを
得ることができます。

スチール弦を使っているけど
しっくりしない方や、
ガット弦を使いたいけど値段が高すぎるという方に
おすすめです。

しろ
しろ

ナイロン弦はお得!


スチール弦について

スチール弦は弦の芯となるコア材に金属が
使われている弦です。
音色は明るく、バランスよく良く鳴り、
音量が大きいのが特徴です。

温度や湿度の影響を受けにくく、
チューニングが安定しやすいです。

取り扱いが容易なので初心者の方や学生にも
おすすめです。

寿命は1年ほどのものが多いです。
弾き心地が硬くなってきたら替え時です。

しろ
しろ

スチール弦はオールマイティ!


コントラバス弦の各メーカーの特徴について

コントラバスの弦のメーカーは、
トマスティーク、ダダリオ、ピラストロの
3社が有名です。

それぞれの特徴は以下のようになります。

ピラストロ :フラットでくせのない音色。
        オールジャンル使える。


ダダリオ  :クリアで上品な音色。
       テンションが柔らかい。
       オールジャンルで使える。


トマスティーク:明るく暖かい音色。
        ジャズ系に向いている。
       

クラシックにはピラストロかダダリオの弦が
おすすめです。
特にピラストロの弦は音色がフラットで
クセがなく、クラシックにマッチします。

ジャズやポップスにはどのメーカーの弦でも
OKですが、トマスティークのスピロコアなどは
抜けの良い音色で、バンドの中でも埋もれにくいです。

トマスティークの弦は多少音色にクセがあり、
アンプを通して使うと80年代くらいの
ちょっと古いジャズの音色になります。

アンプを使った時に生音っぽい音色に
したい場合はピラストロの弦の方が
おすすめです。

各種コントラバス弦の特徴を紹介

それではここから各種コントラバス弦の特徴を紹介します。
気になるものがあったらぜひチェックしてください。

ピラストロ/クロムコア

クロムコアはシングルルロープ構造のスチール弦です。
明るくて歯切れの良い音色が特徴で、反応が早く、音量がよく出ます。
オーケストラや吹奏楽に向いています。
音量が楽に出るので初心者の方にもおすすめです。



ピラストロ/オブリガート

オブリガートは定番のナイロン弦です。
ガット弦のような上品な音色で、テンションが柔らかく演奏しやすいです。

弓でもピチカートでも反応が早く、ジャズでもクラシックでもジャンル問わずに使えます。

多少寿命が短いです。
半年くらい経つと弦が硬く感じられて、音が響かなくなります。




ピラストロ/ジャザー

ジャザーは、ジャズの演奏用に開発されたスチール弦です。

ピチカートの歯切れが良く、音が良く伸びます。
テンションが柔らかくて弾きやすく、早いフレーズを楽に弾くことができます。




ピラストロ/パーマネント

メーカーピラストロ
素材スチール
おすすめ度3.5

パーマネントはロープコアのスチール弦で、明るくて力強い音色が特徴です。

弓で弾いたときの音量が大きく、オーケストラや吹奏楽で使いやすいです。
新品などで鳴りが悪い楽器でも、この弦を使うと鳴りやすくなります。



ピラストロ/エヴァ・ピラッツィ

エヴァピラッツィは、上品で深い音色のナイロン弦です。

アルコ、ピチカート共に反応が早く、芯のある柔らかいサウンドはクラシック、ジャズどちらも使いやすいです。

同じナイロン弦のオブリガードと比べると多少テンションが強く、音にもハリがあります。




ピラストロ/エヴァ・ピラッツィ・スラップ

ロカビリーなどのスラップ用として売られている弦ですが、普通にピチカートで弾いてもテンションが柔らかく、1弦から4弦までバランス良く鳴る弦です。

特筆すべき点として、この弦のセットは1、2弦をプレーンガットと、シンセティク弦(ナイロン弦)から選ぶことができます。

シンセティク弦の3、4弦はプレーンガットの1、2弦とのバランスが良いです。


3、4弦はガットにすると太すぎて発音が鈍くなり、楽器によっては駒とナットの加工が必要になるのですが、この弦ならバランス良くガット弦を使うことができます。プレーンガットではありますが、価格も手頃で、ガット弦の入門としてもオススメです。



ピラストロ/フレクソコア

フレクソコアはクラシックの定番の
スティール弦です。

太く甘い音色が特徴で、アルコで弾くと
深い低音がよく響いて気持ち良いです。

クラシックの定番の弦ですが、
ピチカートのサスティーンが自然で
アンプに通した音が生音に近く、
ジャズで使うのにもおすすめです。




ピラストロ/オリジナルフレクソコア

クラシックで定番のスティール弦で、
甘くて重厚な音色が特徴です。
アルコ、ピチカート共に低音がしっかり出て、
重厚で力強いサウンドが心地よいです。

アンプに通して弾くと低音が良く出て、
生音に近い音色を得ることができます。

この「オリジナルフレクソコア」と
上で紹介した「フレクソコア」は
別の弦で、オリジナルの方が
音色が重厚です。




ピラストロ/フレクソコアデラックス

明るくて力強い音色が特徴のスティール弦です。
オリジナルフレクソコアと比べると
音色が明るく、サスティーンが長いです。

テンションが柔らかく、楽に弾けるので、
初心者の方にもおすすめです。
ジャズの早いピチカートも弾きやすいです。


ピラストロ/フラットクロム

ピラストロの定番のスティール弦で、
太く、甘い音色が特徴です。
アルコ、ピチカート共に低音がよく出ます。

クラシックの定番の弦ですが、
アンプに通しても生音に近い音色で、
ジャズで使うのにもおすすめです。


ピラストロ/オリジナルフラットクロム

クラシックの定番のスティール弦で、
明るい音色と、重厚で甘い音色が特徴です。

アルコでもピチカートでも、深みのある重厚な
音色が弾いていて心地よいです。

クラシックの定番の弦ですが、
アンプに通して弾いた時の音色が自然で、
ジャズにもおすすめです。

この「オリジナルフラットクロム」と
上で紹介した「フラットクロム」は
別の弦で、オリジナルの方が
音色が重厚です。


ピラストロ/パッシオーネ

パッシオーネは、
ガット弦に近い音色になるように
開発されたスチール弦です。

テンションが柔らかくレスポンスが早くて
弾きやすいです。
サスティーンは短めで自然です。

ガット弦に近い深みのある上品な音色で
オールジャンルで使えますが、
クラシックのソロなどにもおすすめです。



ピラストロ/オリーブ

オリーブは天然素材のガットを使った
ハンドメイドのガット弦です。

アルコ、ピチカート共にガット特有の
倍音豊かで芯のある、上品な音色を
得ることができます。

ガット弦は他の素材に比べて値段が高いですが、
その分寿命が長く、大事に使えば5年くらい
使うことができるので、長い目でみればお得です。

音色を追求したい、昔のジャズのような重い音色
で弾きたいという方におすすめです。




ピラストロ/オイドクサ

ピラストロの巻線のガット弦です。
柔らかくてしっとりとした、上品な音色が
特徴です。

オイドクサやオリーブの様なガット弦は
クラシックで使っても良いですが、
ジャズ系のピチカートのサウンドも極上です。

アンプを通しても生音に近い音色が得られます。



ピラストロ/コルダ

バロック楽器用に作られたガット弦で、
G線とD線は巻きのない生ガット弦です。

倍音が豊かなガット弦らしい上質な音色で、
どんなジャンルにもマッチします。

生ガットの弦は指が滑りにくいのですが、
ベビーパウダーをつけると弾きやすくなります。




ダダリオ/ヘリコアオーケストラ

スチール弦の定番の弦です。

明るくクリアな音色で、
全音域でバランス良く鳴ります。
サスティーンはやや長めです。

テンションが柔らかくジャズなどの
ピチカートも弾きやすいです。

価格は安いのですが、寿命が短く、
古くなると巻きがほつれてきます。



ダダリオ/ヘリコアハイブリッド

弓弾きとジャズなどのピチカートの、
両方に使えるタイプの弦です。

ヘリコアオーケストラと比べると
サスティーンが長いです。
音色は明るくてバランスが良く、
反応が早いです。



ダダリオ/ヘリコアピチカート

ジャズ系のピチカートに特化した
スチール弦です。

ヘリコアオーケストラと比べると
サスティーンが長く、テンションが柔らかくて
弾きやすい弦です。

早いフレーズが弾きやすく、ビルエバンス系の
ピアノトリオなどをやるのによく合うサウンドです。



ダダリオ/プレリュ-ド

ダダリオ社製のスチール弦です。
弦のテンションが柔らかく、
レスポンスが早くて弾きやすいです。

価格が安く、音が楽に出せるので、
初心者の方にもおすすめです。


ダダリオ/ザイエックス

シンセティック素材を芯線に使った
ナイロン弦で、クリアで倍音豊かな、
力強い音色が特徴です。

弓弾きとピチカートのどちらでも
ガット弦に近いサウンドが得られます。

ジャズ、クラシックどちらでもおすすめです。


ダダリオ/カプラン

カプランは各弦のバランスを考え、
それぞれ材質の異なる巻線で作られた
スチール弦です。

倍音が豊かで落ち着いた音色と、
柔らかく伸びるサスティーンが特徴です。



トマスティーク/スピロコア

スピロコアはジャズ系で定番の
スチール弦です。
明るい音色でサスティーンが長く、
レスポンスが早いのが特徴です。

新品のときは少しギラギラした音色で、
少し経つと落ち着いた温かみのある
音色になります。

ジャズ系の定番ですが、アンプに通した時
80年代くらいのちょっと古いジャズの音色になります。
生音に近いサウンドにしたい場合は
ピラストロのフレクソコアやフラットクロムか、
ガット弦がおすすめです。



トマスティーク/ベルカント

ベルカントはしっとりと落ち着いた、
暖かい音色が特徴のスチール弦です。

スピロコアに音の傾向が似ていますが、
ベルカントの方がフラットで落ち着いた
音色です。

弓で弾いたときの反応が良く、
クラシックのサウンドにもよく合います。



トマスティーク/ドミナント

ドミナントは、ガット弦のような
クリアで倍音豊かな音色が特徴の
ナイロン弦です。

弾き心地が柔らかく、弓でもピチカートでも
反応が早くて弾きやすいです。

オーソドックスで自然な音色なので
オールジャンルで使えます。





トマスティーク/スーパーフレキシブル

スーパーフレキシブルは、芯線に縒り合せた
スチール材(ロープコア)を使った弦です。

力強い音色が特徴で、反応が早くてよく鳴ります。
値段が安く、コストパフォーマンスも良い弦です。
楽に大きな音が出せるので、初心者でも弾きやすいです。



ラベラ /7710N Black Nylon

ブラックナイロンにテープを巻いた構造の弦で、
ジャズベーシストのロンカーターが使用したことで
有名なナイロン弦です。

ピチカートで弾くとアタックが強く、
音がグーンと伸びます。
弓で弾くとゴリゴリとした、
少し大味な音色で、クラシックには
使いにくいです。





ラベラ / 7710T White Nylon

ジャズベーシストのロンカーターが開発に携わった弦です。
ホワイトナイロンにテープが巻いてあります。

上で紹介したオリジナルの7710Nと同様にジャズ向きの弦で、ブラックナイロンよりクリアな音色です。


おすすめのコントラバスの弦を紹介

それではここから、おすすめのコントラバス弦を紹介します。


1位:ピラストロ/オリジナルフラットクロム

ピラストロ製のスチール弦です。
重厚で、力強い甘い音色が特徴です。

スピロコアや、ヘリコア、オブリガートなどを
使ってきたけど、いまいちだったという方に
おすすめです。
どんなジャンルの音楽に使ってもマッチします。

また、スチール弦の中では寿命が長く、
長期間良い音色を持続します。



2位:ピラストロ/オリジナルフレクソコア

ピラストロ製のスチール弦です。
重厚で落ち着いた音色が特徴で、
アルコ、ピチカート共に低音が
良く鳴ります。

オリジナルフラットクロムと共に、
スチール弦の最高峰の弦です。
値段は他のスチール弦に比べると
ちょっと値段が高いですが、
その分の良さがあります。


3位:ピラストロ/オイドクサ

ピラストロ製のガット弦です。
ガット弦特有の芯のある上品な音色は
まさに極上で、どんなジャンルで使っても
最高のサウンドを得ることができます。


4位:ピラストロ/オリーヴ

ピラストロのガット弦です。

アルコ、ピチカート共に、倍音豊かで
上品な音色を得ることができます。

テンションが柔らかくて弾きやすく、
クラシックのソロにも向いています。



5位:ダダリオ ザイエックス

シンセティック素材を使ったナイロン弦で、
クリアで倍音豊かな、力強い音色が特徴です。

弓弾きとピチカートどちらでも
ガット弦に近いサウンドが得られます。



6位:ピラストロ オブリガード

ピラストロのナイロン弦です。
ガット弦に似た上品で自然な音色が特徴で、
ピチカートでもアルコでも自然な響きが
心地よい弦です。

また、アンプに通しても生音に近い音色を
得ることができます。


7位:トマスティーク スピロコア

こちらはジャズ系で定番のスティール弦です。
抜けの良いサウンドで、テンションが柔らかく、
サスティーンが長いのが特徴です。

アンプに通すと、昔のマークジョンソンや
スタンリークラークような、アタックが強い、
粘りのあるサウンドを得ることができます。


まとめ

コントラバスの弦は古くなると音程が
狂ってくるので、早めの交換がおすすめです。

新品に替えると、弾き心地も良くなります。
ぜひこの記事を参考に、良い弦を見つけて
いただければと思います。

それでは、また。

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