クラシックギターの弦、交換していますか?
通常クラシックギターの弦は1ヶ月ほどで交換したほうが良いとされています。
よく弾く人は2週間くらいでかえても良いと思います。
弦は古くなると音に張りもなくなり、見た目も悪く、音程も狂ってきます。
いざ交換しようと思うと億劫になりがちですが、弦を新しいものに交換すると違う楽器かと思うくらいいい音になりますよ。
弦の取り付け方はいくつか方法がありますが、この記事では簡単に、確実にできる方法を写真付きで解説していきます。
良い鳴りになるように弦を張るコツも合わせて紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
クラシックギターの弦交換の手順①弦と道具を用意する
まずは必要な道具と新しい弦を用意します。
使うものをすべて用意しておくと、作業が早く進みます。
必要な道具は、
・ニッパー
・チューナー
・ストリングワインダー
・楽器を拭くクロス
・楽器の下にしくタオル
です。
タオルを敷いたテーブルや机の上に、ギターをおいて作業するとやりやすいです。
今回新しく張る弦は、オーガスチンの青にします。
弦はすべてパッケージから出して、わかりやすいように並べておきましょう。
クラシックギターの弦交換の手順②古い弦を外す
まずは古い弦をすべて外します。
ストリングワインダーで、張りがなくなるまで全部の弦を緩め、弦の中心をニッパーで切ります。
ペグ側とブリッジ側両方ですべての弦を外しますが、その際楽器を傷つけないよう、慎重に作業してください。
弦をすべて外したら、糸巻きの穴が上を向くように回しておきます。
こうすることで後の作業がやりやすくなります。
クラシックギターの弦交換の手順③ギターを掃除する
弦をすべて外したら指板やボディのホコリや汚れをクロスでよく掃除しましょう。
この作業は忘れがちになるのですが、弦を外すことはめったにないので忘れずに行いましょう。
クラシックギターの弦交換の手順④6弦から弦を張っていく
いよいよ弦を張っていきます。
弦はすべてわかりやすいように並べておきましょう。
そうすることで作業がスムーズに進みます。
まずは一番低い6弦から張っていきます。
サウンドホール側から、ブリッジに弦の端をとおしたら、写真のようにくるりと回して引っ張り、固定します。
軽く引っ張りながらペグ側の糸巻きに通します。
その際、弦がねじれないように確認しながら糸巻きに弦を通してください。
弦が緩まないように軽く引っ張りながら弦を糸巻きに半周させ、一度結びます。
ある程度手で弦を巻いたら、弦のはしを引っ張り、結び目を締めておきます。
同様に5弦、4弦の順番に弦を張ります。
この順番で貼らないと先に張った弦が邪魔になって作業がやりにくくなるので、必ずこの順番で張ってください。
クラシックギターの弦交換の手順⑤1弦から弦を張っていく
手順④と同様に、今度は1、2、3弦の順に弦を張っていきます。1〜3弦をつける際のブリッジは写真のように弦を2回通して巻きます。
クラシックギターの弦交換の手順⑥チューニングする
すべての弦が張り終わったら、チューニングします。
弦が外れる恐れがあるので、チューニングするときは一気に巻かずにゆっくりと合わせてください。
張ったばかりの新しい弦はチューニングが安定しないので、一度合わせたら半日くらい放置して、再度合わせてください。本番が近い人は少なくとも2日前ぐらいに弦の交換を済ませたほうがいいです。
クラシックギターの弦交換の手順⑦余った弦を切る
チューニングが安定したら、最後の仕上げにペグ側の余っている弦を切ります。
このとき楽器に傷をつけないように注意してください。
これで作業は終わりです。
最後に
弦交換はおっくうに感じるかもしれませんが、意外と簡単だし慣れると10分くらいで終わります。
色々な弦を試してみるのも楽しいです。
新しい弦に張り替えた楽器は気持ちいいですよ。
しばらく替えていなかった人はこれを期に交換をおすすめします。
それではまた。
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