ウッドベースの音をアンプから出すとき
生音っぽくしたいんです。
わかります。
せっかくのウッドベースですからね。
なにかおすすめの方法は
ありますか?
自分のアンプを持ち歩けば、
音作りが楽ですよ。
なるほど。
おすすめのアンプってありますか?
それじゃあここから
おすすめのアンプを紹介します。
よろしくです〜♪
せっかくウッドベースを弾くのなら、アンプを使う時も生音に近いサウンドで演奏したいですよね。
良いベースアンプ選ぶことで、生音に近いサウンドを作ることができます。
アンプを選ぶポイントは、ナチュラルな音色の、出力が大きいものを選ぶことです。
ウッドベースは低音から高域まで倍音が多く出ているので、小さい出力のアンプではウッドベースの音を再現しきれないからです。
この記事では、ウッドベースのサウンドを再現しやすいベースアンプを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
ウッドベースに使うベースアンプを選ぶ時のポイント
ウッドベースに使うベースアンプは、出力が大きく、フラットな音色のものを選ぶと、出音が生音に近くなります。
出力が50ワットくらいまでのアンプの場合、中音域〜低音域が弱く、輪郭も芯もない音になってしまいます。少なくとも100ワット以上あったほうが、ベースらしい音色を作ることができます。
ベースアンプには真空管とトランジスタを使った物がありますが、トランジスタアンプの方が音にクセがなく、生音らしいサウンドになります。トランジスタアンプはサイズが小さくても出力を稼げるし、場所もとらないし、持ち運びもしやすいです。
真空管アンプの場合、音色がウォームすぎたりクセがあったり、音作りが難しいです。
メーカーはギャリエンクリューガー、PJB、AGUILARあたりがおすすめです。どのメーカーのアンプも音色が自然で、ウッドベースのアコースティックなサウンドを再現しやすいです。
ライブハウスなどで使いたい場合はアンプヘッドがおすすめです。
持ち運びやすいし、現場のキャビネットに繋ぐだけで、いつもと同じサウンドを作ることができます。
最近のベースアンプヘッドは小さくて出力の大きいものも多く、エフェクター感覚で持ち運ぶことができます。値段もかなり手頃になりましたよ。
ウッドベースでアンプを使う時の音作りについて
ウッドベースは楽器本体の生音も大きいため、アンプの音と楽器の生音がうまくミックスされるように音作りをする必要があります。
立ち位置の話ですが、アンプから離れすぎると、楽器本体から出る音とアンプから出る音のタイムラグが生じて演奏し辛いので、あまり離れすぎずに演奏すると良いです。
イコライザーを調節する時は、高域は上げすぎずに、中域と低域をちょっと強調するとウッドベースらしいサウンドになります。音色が硬く、重すぎて弾きにくいと感じる時は、中音域を下げると音が柔らかくなります。
ウッドベースにおすすめのプリアンプの紹介
ウッドベース に使うピックアップはパッシブのため出力が弱く、そのままアンプにつなぐとパンチのない、ぼやけた音になります。
そこで便利なのがベース用のプリアンプです。プリアンプはピックアップから出力した音(信号)を電気的に増幅させ、サウンドを豊かにしてくれます。イコライザーが付いているものが多く、サウンドメイクもやりやすくなります。
プリアンプにはいろいろなキャラクターがあるので、いろいろ所有して使い分けても面白いです。
プリアンプはたいていエフェクターサイズなので、いくつか持っていても邪魔にならないです。
ここから、ウッドベースに使いやすいプリアンプをいくつか紹介します。
EBS ( イービーエス ) / Stanley Clarke Signature Acoustic Preamp
■ベース用エフェクター
■プリアンプ
■デュアルチャンネル(A/BまたはA+B)
・XLR バランス・マイク入力 48Vファンタム電源使用可能(チャンネルB)
・エレクトリックベース・ピックアップ対応(チャンネルA)
■スピーカーシミュレーター機能つきバランスアウト■チューナーアウト、AUX入力装備
■サイズ:W168 x D124 x H53(mm)
■重量:660g
■電源:9 V DC、500 mA駆動(電源アダプター付属)
アンプメーカーのEBSとジャズベーシスト・スタンリー・クラークが共同開発した、2チャンネル型のベース用プリアンプです。
各チャンネルが独立しているので、ウッドベースとエレキベースを持ち替えて演奏する場合に使いやすいです。マイク入力が可能で、ピエゾピックアップとコンデンサマイクをブレンドさせて出力もできます。
ピエゾピックアップにありがちなカリカリとした高域も出にくく、ウッドベースらしい豊かな音色を作れます。サウンドをじっくり追求したいベーシストにおすすめのプリアンプです。
MXR ( エムエックスアール ) / M80 Bass D.I. +
クリーンとディストーションのモードを持ち、ディストーションは原音ミックスで自然な歪みが得られます。D.I(ダイレクト)ボックスとしてもお薦めです。
■ベース用エフェクター
■プリアンプ/DI
■コントロール:(CLEANチャンネル)VOLUME、(DISTORTIONチャンネル)VOLUME、BLEND、TRIGGER、GAIN
■電源:9V乾電池, ACアダプター、ファンタム+48V
■外形寸法:127×95.2×38.1mm
M80 Bass D.I. +は定番のベースプリアンプの一つです。
クセのないフラットなサウンドで、原音重視系の方におすすめです。
また、ディストーションモードでは原音に歪ませた音をミックスできるので自然なディストーションサウンドを得ることができます。
価格も手頃で音も良く、機能も充実したコストパフォーマンス高いのプリアンプです。
L.R.Baggs ( エルアールバックス ) / Session DI
SESSION DI は、レコーディングスタジオ並みの高音質なサウンドをライブでも出力することを可能にする、アコースティック・ギター用DIです。コンパクトでシンプルなコントロールながら、世界最高峰のスタジオ機器を使用してきたエンジニアを納得させるサウンドを簡単に作ることが可能です。
■アコースティックギター用プリアンプ/DI
■コントロール:ボリューム/ゲイン/ノッチ/サチュレーター/コンプEQ/フェイズスイッチ/バッテリーチェック・スイッチ
■インプット:1/4″フォン/インプット・インピーダンス:10MΩ
■プリアンプ・ゲイン:-12dB~+26dB
■DIアウトプット:バランス/アウトプット・インピーダンス 470Ω
■ラインアウトプット:アンバランス/アウトプット・インピーダンス 470Ω
■電源:9V電池/DC9V電源アダプター(別売り)/48Vファンタム電源
■寸法:約15.9 x 10.2 x 4.4 cm
■質量:約680g
アコースティックベースやギター用のプリアンプです。
イコライザーに加えてサチュレーションやコンプEQを用いて細かい設定が可能です。
コントロールはシンプルなので、なんとなくの直感でも操作できます。
完全アナログ回路により、ナチュラルで上質なアコースティックサウンドを得ることができます。
FISHMAN(フィッシュマン) PLATINUM STAGE EQ/DI
ヘッドルームの広いクラスAプリアンプ(ディスクリート回路)を搭載し、高い忠実度と低歪みを実現したアコギ用プリアンプです。また、スイッチの切り替えで、アコースティックまたはエレキ・ベース用プリアンプとしても使用できます。
■アコースティックギター用プリアンプ
■クラスAプリアンプ ディスクリート回路
■コントロール:・3バンド+ミッド・フリーケンシーコントロール/3 バンド・ロー カット・フィルター/ギターorベースモード切り替え
■寸法:143W×30H×85Dmm
■質量:0.30kg
■電源:・9V電池(別売)/DC9Vアダプター(別売)/48Vファンタム電源
アコースティックギターなどのピックアップや、内蔵型プリアンプで有名なフィッシュマンの外付け型プリアンプです。ヘッドルームの広いクラスAプリアンプ(ディスクリート回路)を搭載していることで、歪みが少ないナチュラルなサウンドを得ることができます。
ベース用のピックアップとプリアンプに関してはこちらの記事も参考にして下さい。
ウッドベースにおすすめのベースアンプの紹介
それではここからウッドベースの生音に近いサウンドを作りやすい、おすすめのベースアンプを紹介します。コンボアンプとアンプヘッドの両方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
PJB(PHIL JONES BASS) ( フィルジョーンズベース ) / Bass CUB Pro
・5バンド・イコライザ: 上級機種と同じ5バンドで、圧倒的に抜けの良いトーン
・外部スピーカー出力:外部キャビネットを接続すると、最大出力240Wで駆動
・Ear-Box専用出力:PJB独自のモニターシステムを接続可能■ベースアンプ、コンボタイプ
■ブラック
■出力:120 W (RMS)、EXスピーカーアウト(8Ω以上)を使用し最大240W
■スピーカー :2 x 5″ PJBシルバーキャップSP
■EQ :5-Band EQ (Treble,HI-Mid,LO-MID,HI-Bass,LO-Bass)
■コントロール:マスターボリューム、AUXボリューム、FX-MIXレベル
■入出力端子::ベースインプット、FXSend/Return、AUXインプット、ヘッドホンアウト、DIアウト、EXスピーカーアウト(8Ω以上)、Ear-Boxアウト、ラインアウト
■電源:AC100V
■寸法:304(W) x 249(H) x 246(D)mm
■重量:7.8 Kg
Bass CUBの最上位モデルで、ウッドベース用に持ち運ぶコンボアンプとしてはベストな選択だと思う機種です。
サウンドがクリアで、立体的、硬質な音色という印象を受けます。ウッドベースとの相性は抜群で、倍音が豊かなアコースティックサウンドが得られます。弓で弾いても自然で、松脂が擦れる音色まできれいに聞こえます。
PJB ( フィルジョーンズベース ) / Bass CUB II
大定番ベースアンプBass Cubのニューモデル。シルバーキャップが目立つ新スピーカーを搭載し、よりワイドレンジでパンチのあるサウンドを生み出します。Bass CUB ならではの独立2 チャンネル入力、AUX サブ入力、リミッター、XLR イン&アウトなど、あらゆるシーンで使えるマルチなベース・アンプです。■ベースアンプ、コンボタイプ
■レッド
■出力:100 W (RMS)
■スピーカー :2 x 5″ PJBシルバーキャップSP
■EQ :3-Band EQ (Treble, Mid, Bass)
■コントロール:マスターボリューム、AUXボリューム
■入出力端子: インプット、AUXインプット、ヘッドホン アウト、ラインアウト
■電源:100/240ボルトAC
■寸法:304(W) x 246(D) x 249(H)mm
■重量:7.0 Kg
コンパクトですがパワフルでナチュラルなサウンドのコンボアンプです。
ウッドベースとの相性も良く、生音に近い自然なサウンドが得られます。特に、弓を使ったときの音色が自然で、細かなニュアンスも表現できます。
コンパクトで持ち運びにも便利です。
GALLIEN-KRUEGER ( ギャリエンクルーガー ) / MB112-II
米国産のパラゴン・セラミック・スピーカーを搭載したベース用コンボアンプ。バスレフ・ポートを備えることにより、コンパクトながら迫力のあるローエンドを体感できます。ヘッドホンアウト、音楽プレーヤーを接続するAUX IN端子も装備!
■コンボタイプベースアンプ
■出力:200W
■スピーカー:12″×1
■コントロール:GAIN、TREBLE、HI-MID、LO-MID、BASS
■端子:インプット、AUXインプット、ヘッドホンアウト、ダイレクトアウト(XLR)
■寸法、重量:431×381×368mm、約12.6kg
ギャリエンクルーガーのMBシリーズには、25ワット、100ワット、200ワットのラインナップがありますが、おすすめなのがこちらの200ワットのMB112-IIです。200ワットのアンプと12インチのスピーカーのバランスが良く、クリアでタイトなサウンドで、ウッドベースとの相性も抜群に良いです
GALLIEN-KRUEGER ( ギャリエンクルーガー ) / MB110
ベースに最適化されたEQセクションを搭載したベース用コンボアンプ。バスレフポートを備え、コンパクトながら大迫力のローエンドを生み出します。DIアウト、ヘッドフォン・アウト、AUXイン、チェイン・アウト端子を備え、あらゆる用途に柔軟に対応します。
■コンボタイプ ベースアンプ
■100W
■スピーカー:10″×1
■コントロール:GAIN、TREBLE、HI-MID、LO-MID、BASS
■-10dbスイッチ、CONTOURスイッチ、AUX IN
■サイズ:406(H)×330(W)×292(D)mm
■重量:約9.1kg
サウンドはクリアで、低音もしっかりと出ます。自宅での練習や、小さいハコでのライブなら音量的にも十分に使えるアンプです。
ギャリエンクルーガーのMBシリーズの中では、こちらのMB110と、上で紹介したMB112-IIがサウンドのバランスが良くおすすめです。
HARTKE (ハートキー) / TX300
Hartkeオリジナルのシェイプ回路を備えたアクティブな3バンドEQを備えたベースアンプ。ドライブセクションを搭載し、サウンドに温かみを与えるだけでなく、強力なファズサウンドまで幅広い歪みをカバー。高品位なコンプレッサーも内臓した画期的なベースアンプです。
■プリアンプ:ソリッドステート
■出力:300W/4Ω、200W/8Ω
■コントロール:DRIVE/COMPRESSOR/GAIN/SHAPE/BASS/MID/TREBLE/MASTER
■スイッチ:MUTE/SHAPE
■スピーカーアウト:スピコン、フォン
■ダイレクトアウト:XLR
■ヘッドホンアウト:ステレオミニ
■サイズ:W31xD22xH6.5cm(ツマミ、足ゴム含まず)
■重量:約2.55kg
TX300は、いい意味でハートキーらしくない、ナチュラルでクリアなサウンドのアンプヘッドです。
エレキからウッドベースまでどんな楽器でも使いやすいです。
コントロールはシンプルで、直感でサウンドメイクが可能。コンパクトなので持ち運びにも便利です。
GALLIEN-KRUEGER ( ギャリエンクルーガー ) / MB-200
片手サイズの超小型ベースアンプ!コンパクトながら200Wの大出力を秘めたベースアンプです。800RBから受け継いだユニークなデザイン。
■ベースアンプヘッド
■出力:200W(4Ω)、140W(8Ω)
■4バンドアクティブイコライザー搭載
■入出力:インプット(-10dbPADスイッチ付)、スピーカーアウト(スピコン)、ダイレクトアウト、ヘッドホンアウト
■寸法:19.6Wx6.3Hx20.3D(cm)
■重量:約0.9kg
MB-200は4オームで最大200ワット、重量は1キロ以下という超軽量アンプヘッドです。
クリアで芯のあるサウンドで、ローが気持ちよく鳴ってくれます。
コントロールはシンプルで操作がわかりやすく、音作りがしやすいです。
サイズからは考えられないほど、パワフルで本格的なサウンドです。
PJB (フィルジョーンズベース) / BP-200
PJBが得意とするワイドレンジなサウンドを、限り無くコンパクトなサイズで実現したベースアンプヘッド。AUX INやヘッドホンジャックなど、自宅練習での仕様にも便利な機能を搭載しています。
■ベースアンプヘッド
■出力:210W/2Ω、120W/4Ω
■入力端子:インプット、AUXインプット
■出力端子:DI-Out、ヘッドホンアウト、スピーカーアウト(コンボタイプ: スピコン・1/4″フォン兼用)
■コントロール:INPUT LEVEL、BASS、MID、TREBLE、VOLUME、入力感度スイッチ、EQプリ・ポストセレクター(背面)、グランド・リフトスイッチ(背面)
■寸法、重量:176(W) x 53(H) x 170(D) mm、1.2kg
フィル・ジョーンズ・ベース製のコンパクトなアンプヘッドです。
自然だけど力強い音色は音作りがしやすく、ウッドベース、エレキベースどちらに使っても良いサウンドが得られます。楽器ケースのポケットに入るくらいコンパクトなので、持ち運びにも便利で、設置も楽々できます。
AGUILAR (アギュラー) / Tone Hammer 350
Tone Hammer 350 は、既に高い評価を得ている Tone Hammer ペダルのプリアンプ部を組み込んだ超軽量ベースヘッドアンプです。フレキシブルな 3バンドEQ、多彩なドライブコントロール、そして 350 ワットのパワーを 1.4kg のパッケージに搭載しています。ギグバッグのアクセサリーポーチに入るサイズでありながら、伝統的なアギュラーサウンドを提供します。Aguilar の他のヘッドアンプと同様にニューヨークのアギュラーファクトリーにて製造されています。
■ベースアンプヘッド
■出力:350W(4Ω)、175W(8Ω)
■ソリッドステートプリアンプ
■コントロール:トレブル、ミドル、ミドルフリーケンシー、ベース、ドライブ、マスター、プリ/ポストスイッチ、グランドリフトスイッチ
■端子:インプット、XLRバランスアウト、チューナーアウト
■寸法、重量:21W×19D×7Hcm、1.4kg
Tone Hammer 350で音を出してみると、あまりの音の良さに驚きます。
ドライブ感のあるクリーンの音色は、熱を帯びているかのように力強く、フレーズは生き生きとします。存在感が強く、気持ちよく歌うことができる音楽的なサウンドを得ることができます。
まとめ
最近のジャズシーンでは、ウッドベースの音はアコースティックなサウンドが好まれています。
今回紹介した中で、気になるベースアンプがあればぜひお試しください。
今回の記事参考にしてもらえたらうれしいです。
それでは、また。
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