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【ベーシストの基礎知識】ベースのチューニング、3つの方法について解説

ベース
この記事は約5分で読めます。

ベースのチューニングはチューナーを使わなくても、自分の耳で合わせることができます。

自分の耳で音を聞いて合わせる方法は、実音で合わせる方法と、ハーモニクスで合わせる方法の二つあります。

(チューニングの種類)
①チューナーで合わせる。
②実音で合わせる。
③ハーモニクスで合わせる。

この記事では、この三つの方法について解説していきます。

チューナーでしか合わせたことがない人は、ぜひ自分の耳で合わせる方法を覚えてください。

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ベースの開放弦の音について

ベースの開放弦は以下のように並んでいます。

1弦 = G 
2弦 = D
3弦 = A
4弦 = E

チューニングのときは、基本的に低い音の弦から高い音の弦に順番に合わせていきます。

ただし、耳で聞いて合わせる場合は、はじめに合わせるのは一番低い4弦ではなく、3弦のAの音を合わせます。

これは基準となる音がAだからです。
オーケストラなどでも曲の前にはAで合わせています。

それではここからエレキベースのチューニングの方法を3つ紹介していきます。

エレキベースのチューニング ①チューナーを使う

チューナーを使えば簡単に正しくチューニングができます。チューナーには幾つかの種類がありますが、おすすめはクリップ型のチューナーです。

クリップ型のチューナーはベースのヘッドにクリップをはさみ、そこから音の振動を拾う仕組みになっています。
アンプにつながなくても使えるし、周りがうるさいところでもチューニングできるので便利です。
Korgのものがおすすめです。


また、シールドでつなぐタイプのチューナーや、エフェクター型のチューナーもあります。
エフェクター型は演奏中にも音程の確認ができます。

TC Electronic/ポリチューンミニ PolyTune2 Mini/Noir
ティーシーエレクトロニック(Tc Electronic)




エレキベースのチューニング ②実音で合わせる

次に自分の耳で音を合わせる方法を紹介します。
まずは実音でチューニングする方法です。
やったことがない人も、記事を読みながらゆっくりやってみてください。

①3弦の開放をピアノや、音叉のAに合わせます。

② 4弦の5フレットのAと、3弦の開放弦のAの音をを同じ音になるまで合わせます。この時、左手は弦を押さえることになるので、音を出したらペグは右手で回してもいいです。

③ ②と同様に、2弦のDの音を3弦の5フレットのDに合わせます。

④1弦のGの音2弦の5フレットのGに合わせます。

以上で実音で合わせるチューニングは終わりです。

この方法はわかりやすいのですが、弦を押さえて出した音に合わせるので、押さえ方によっては多少のピッチのズレがあります。
より正確なチューニングは、次に紹介するハーモニクスによるチューニングです。




エレキベースのチューニング ②ハーモニクスでチューニングする。

次にハーモニクスを使ってチューニングする方法を紹介します。
ハーモニクスとは倍音という意味ですが、弦楽器の特性として、あるポイント(フレット)に左手を軽く当てて弦を弾くと弦の音とは違う音が出ることを言います。
一番ハーモニクスが出やすいのは弦の真ん中の12フレットです。12フレットの真上に軽く指先を触れ、右手で弦を弾くと開放弦の1オクターブ上の音が出ます。

ハーモニクスチューニングでは5フレットと7フレットを使います。それぞれのハーモニクスの音は以下のようになります。

5フレット・・開放弦の2オクターブ上
7フレット・・開放弦のオクターブ上の5度の音

これは、ベースの隣り合った弦では、高い方の弦の7フレットのハーモニクスと、低い方の弦の5フレット目のハーモニクスが同じ音になります。

ハーモニクスは弦を押さえずに音を出せるので、ピッチが狂いにくいのがメリットです。
また、左手が自由になり、ペグを回しやすいです。

ハーモニクスチューニングの手順は以下のようになります。

① まず3弦の開放のAを、音叉やピアノに合わせます。

②4弦の5フレットと、3弦の7フレットのハーモニクスのEを合わせます。

③3弦の5フレットと、2弦の7フレットのハーモニクスのAを合わせます。

③2弦の5フレットと、1弦の7フレットのハーモニクスのDを合わせます。

以上です。

ハーモニクスについては以下の記事も参考にしてください。

まとめ 耳で合わせるチューニングのコツ

耳で合わせるチューニングは慣れるまではチューナーで答え合わせをしながらやると耳が鍛えられます。
今回紹介した方法は全部覚えて、シチュエーションごとに使い分けてください。

以上、参考にしてもらえれば嬉しいです。

それではまた。

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