エレキベースの弦って高いし
選ぶのに失敗したくない。
わかります!
この記事ではエレキベースの弦の選び方と、
おすすめの弦を紹介します。
よろしくです。
エレキベースの弦を選ぶときのチェックポイントについて
エレキベースの弦はたくさん種類があって、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
でも大丈夫です。
以下のポイントをチェックすれば、簡単に自分の欲しい音が出せる弦を選ぶことができます。
・弦の太さ
・弦の長さ
・弦の素材
・弦の巻き方
・弦のメーカー
それではここから、一つづつ説明していきます。
エレキベースの弦の太さ(ゲージ)について
エレキベースの弦の太さは、4弦ベースの場合で細い方から45、65、85、105(インチ)と書かれているものが一般的なミディアムゲージになります。
どの弦を選ぶ場合でも、まずはこのミディアムゲージを使ってみて、自分の好みの太さを選んでいけば良いです。
エレキベースの弦の長さ(スケール)について
エレキベースの弦には長さ(スケール)が数種類あります。
大きく分けると以下の4種類になります。長すぎる場合は切れば良いですが、短いとどうにもならないので自分の楽器の弦のサイズは覚えておくようにしましょう。
スーパーロングスケール
多弦ベースや、裏通しして弦を貼る場合に使います。
ロングスケール
普通のジャズベースやプレシジョンベースなどに使います。
基本的にほとんどのベースはロングスケール弦で OKです。
ミディアムスケール
SGベースなどスケールが少し小さいベースに使います。
ショートスケール
ムスタングベースやブロンコベースなどショートスケールのベースに使用します。
エレキベースの弦の素材について
エレキベースの弦の素材は大まかに分けてニッケルとステンレスに分けられます。
ニッケル素材の弦
ニッケルはもっともよく使われている弦の素材で、パッケージには「 Nickel」「 NICKEL」「 NICKEL PLATED」「 NICKEL WOUND」などと表示されています。
なめらかな手触りと弾き心地で、しっとりと落ち着いた音色が特徴です。オールジャンルで使うことができます。
ステンレス素材の弦
パッケージには「 Stainless」「Stainless Steel」などと表示されてます。手触りがざらっとした感触で、高域よりブライトで抜けの良い、金属的なサウンドが特徴です。
スラップなどで使うとエッジのあるドンシャリサウンドが得られます。
ブライトなサウンドが強いステンレス弦は、ジャズやボサノヴァなどのアコースティックよりのジャンルには使いにくいです
エレキベースの弦の「巻き」について
エレキベースの弦は芯となる線に巻線という金属の線を巻いて作られますが、巻いている線によってラウンドワウンド弦とフラットワウンド弦という2種類に分けられます。
ラウンドワウンド弦
ラウンドワウンド弦は芯線に丸い巻線が巻かれていて、でこぼこした手触りになります。スライドした時のバズ音が強く、サウンドはブライトで明るい音色になります。
フラットワウンド弦
芯線に平らなリボン状の巻線を巻いた弦をフラットワウンド弦と呼びます。
表面はつるつるした感触で、バズ音はほとんど出ません。
落ち着いた音色でサスティーンが短く、フレットレスベースやヴァイオリンベースに使うとウッドベースっぽいサウンドになります。
フレットレスベースにはフラットワウンドの方が合うと言われることがありますが、ジャコパストリアスはラウンドワウンドを使っていたし、どちらを使ってもOKです。
エレキベースの弦のメーカーについて
エレキベースの弦は様々な種類があるように見えますが、実際は「スケール」「太さ」「素材」の違いで種類が多く見えるだけで、音色の基本的なキャラクターはメーカーごとでほぼ同じです。
ここからは、おすすめのメーカーと、その特徴を紹介していきます。
気になるメーカーがあれば、自分の楽器に合う長さの弦を、お好みの太さでお試しください。
素材は好みで選べば良いですが、スラップやファンクなど、パキパキした音楽をやりたい方にはステンレスの弦がお勧めです。
ニッケルの弦はオールラウンドに使えます。
Richard Cocco(リチャードココ)
イタリアのメーカー「Richard Cocco」のベース弦は、上質なサウンドと滑らかな弾き心地が特徴で、おすすめのメーカーです。
落ち着いた音色でどんなジャンルにも合わせることができます。
ニッケル、ステンレス両方あり、ステンレスでもギラギラしすぎず、上品なサウンドが心地よいです。
Sadowsky(サドウスキー)
アメリカのベースブランド「Sadowsky」のベースの弦は、パワフルかつ上品な音色が特徴の弦です。
パッケージが黒色が「ステンレス」、青色が「ニッケル」になります。
弾き心地も良く、指弾きからスラップまで歯切れの良い、洗練されたサウンドを得ることができます。
DR(ディーアール)
アメリカの弦メーカー、DR社のベース弦は、ローが強く、ブライトでパンチのあるサウンドが特徴です。
特にステンレス弦は倍音が豊かで、密度の濃いサウンドが素晴らしいです。
DRのベース弦はスラップ向きと言われていますが、指弾きやピックを使ったときもとても良いサウンドが得られます。
FENDER(フェンダー)
フェンダーのエレキベースの弦は滑らかな感触と倍音豊かな洗練された音色が特徴です。オーソドックスだけど力強いサウンドは、フェンダーのジャズベースやプレシジョンベース系の楽器によくマッチします。
素材はニッケルのみです。
ROTOSOUND(ロトサウンド)
ROTOSOUNDのベース弦は、明るく音色でサスティーンが長く、パンチのあるサウンドが特徴です。ジャズベースプレイヤーのジャコパストリアスが愛用していたことでも有名です。
明るくてファンキーな音色はグルーブを作りやすく、サウンドのキャラクターがはっきりしたベース弦です。
DARCO(ダルコ)
DARCOはマーチンの弦を製造しているメーカーで、滑らかな弾き心地と、倍音が豊かで上品な音色が特徴で、高品質の弦をリーズナブルな価格で提供しています。
オールジャンルで使えますが、フレットレスやアコースティックベースに使ってもよくマッチします。ニッケルのみ。
ERNIE BALL(アーニーボール)
ERNIE BALLのベース弦は、ローからハイまでバランスの良いサウンドと、安定した弾き心地が特徴です。
ベース弦の中では値段も比較的安く、コストパフォーマンスに優れています。ゲージの組み合わせの違いで名前が変わりますが、全てニッケルのみになります。
DADDARIO ( ダダリオ )
ダダリオのベース弦は明るくバランスの良い音色が特徴で、定番としてよく知らてれいます。よく使われている弦ですが、普通すぎてちょっとつまらない気もします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した中でも、「リチャードココ」と「DR」のベース弦は特におすすめです。僕自身もこの2つを初めて弾いたとき、弦を替えるだけででこんなにサウンドが変わるんだと、衝撃を受けました。
今回の記事、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
それではまた。
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