電気系の楽器の練習をするとき欠かせないのがヘッドフォンです。
ヘッドフォンを使えば音量を気にせずにいつでも練習ができるし、音のニュアンスを聞き取りやすいので練習もはかどります。
とはいえ、種類も多く、値段の幅も広いのがヘッドフォン、どれにしたらいいのか迷ってしまいます。
そこで今回は、数多くのヘッドフォンの中から、楽器練習用におすすめのヘッドフォンを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
- 楽器練習用ヘッドフォンを選ぶときのポイント
- 楽器練習用ヘッドフォンを買うのにおすすめのショップの紹介
- おすすめの楽器練習用ヘッドフォンの紹介
- SONY / MDR-CD900ST
- SONY / MDR-7506
- AKG / K271 MK2
- AKG / K702
- CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPH7000
- KOSS ( コス ) / PRO/4AA モニターヘッドホン
- ROLAND ( ローランド ) / RH-300 モニターヘッドホン
- SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / HD280 PRO MK2
- SHURE ( シュアー ) / SRH240A-BK-A 密閉型モニターヘッドホン
- YAMAHA ( ヤマハ ) / RH-5MA ヘッドホン
- audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M20x
- beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT240PRO ポータブルモニターヘッドホン
- beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT770PRO 32Ω
- beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT990PRO 開放型モニターヘッドホン
- まとめ
楽器練習用ヘッドフォンを選ぶときのポイント
ヘッドフォンは大きく分けると「音楽鑑賞用ヘッドフォン」と、「モニターヘッドフォン」があります。
「音楽鑑賞用ヘッドフォン」は、音源を音楽的によく聴こえるようにチューニングされたヘッドフォンです。
一定の周波数を強調したりすることで、音源をより良い音楽として聴くことができます。
楽器の練習にも使うことができますが、自分の演奏がうまく聞こえすぎたりするので注意が必要です。
一方「モニターヘッドフォン」は、原音をそのまま再生するためのヘッドフォンです。
再生される周波数も広く、細かい音も聞き取りやすく、楽器の練習や、音楽の編集などに向いています。
楽器の練習に使うのにおすすめなのはもちろん「モニターヘッドフォン」です。
CDなどの音源を聴くときにも「モニターヘッドフォン」を使うと、普通のスピーカーや音楽鑑賞用のヘッドフォンでは聞こえない音が聴こえたりするので新しい発見があったりします。
楽器の練習をするときに使うヘッドフォンは軽くて取り回しの良いものがおすすめです。
スペックなどをよくチェックして選ぶと良いでしょう。
楽器練習用ヘッドフォンを買うのにおすすめのショップの紹介
ヘッドフォンやイヤフォンを買うのにおすすめなのがサウンドハウスです。
サウンドハウスは楽器の大型ネットショップで、製品をメーカーから直接仕入れているので他のショップよりも割安で購入できるものが多いのが特徴です。
配送も早く、品数も豊富なので、楽器を演奏する方は登録しておいて損はないです。
おすすめの楽器練習用ヘッドフォンの紹介
SONY / MDR-CD900ST
SONY MDR-CD900STは、世界最先端技術を誇るソニーと、洗練・熟知された音創りの感性とノウハウを持つソニー・ミュージックエンタテインメントとの共同開発によって生み出された完全プロフェッショナル仕様のスタジオモニターヘッドホンです。
サウンドハウス商品の詳細より
SONYの密閉型スタジオモニターヘッドホン、MDR-CD900STは最も有名なモニターヘッドフォンのひとつです。
原音そのままのサウンドは、良いものと悪いものの差を明確にします。
良い演奏の音源を聴く時は、MDR-CD900STで聴くことをおすすめします。
半端なリスニング用のヘッドフォンよりも、しっかりと音楽の良さを味わうことができます。
楽器の練習で使うと自分の演奏のニュアンスが良くわかります。
密閉型ですが軽く、側圧があまり強くないのでつけ心地が良く、長時間の使用でも疲れません。
ロングセラーのヘッドフォンで、交換用のパーツも売られていているので長く使っていくことができます。音楽好きなら一つは持っていたい、おすすめのモニターヘッドフォンです。
SONY / MDR-7506
こちらのソニーMDR-7506も定番のモニターヘッドホンです。
日本でモニターヘッドフォンといえば、上で紹介したMDR-CD900STが有名ですが、海外ではこちらのMDR-7506がよく使用されているようです。
解像度が高く、クリアなサウンドで、長時間使用しても聴き疲れしません。
カールコードが採用されており、折りたたむこともできるので、持ち運びにも便利です。
イヤーパッドなどのパーツも販売されているので長く愛用できます。
AKG / K271 MK2
人気のAKGスタジオモニターシリーズ「K271 STUDIO」の後継機「K271 MKII」。しっかりとした遮音性と低域の再現性を高めるオーバーイヤータイプの密閉型ハウジングを採用。正確な原音再生力と高い解像度は、レコーディングやライブモニターなどで活躍する高音質モニターヘッドホンです。着脱式イヤーパッドとケーブルを採用しているので、メンテナンスのしやすさもポイントです。
サウンドハウス商品の詳細より
原音に近いクリアなサウンドのヘッドフォンですが、ソニーのMDR-CD900STと比べると音場の広さを感じる柔らかい音色で、長時間使用しても聴き疲れしにくいです。
完全なモニターヘッドフォンは耳が疲れるという方や、普段の音楽リスニングにも使いたいという方におすすめです。
AKG / K702
「K701」に並ぶ開放型ヘッドホンの名機。人気ヘッドホン「K701」のカラーリングを深みのあるネイビーに変更し、着脱可能なケーブルを採用したモデルが「K702」です。
AKGのK702はリスニング目的の開放型ヘッドフォンですが、モニターヘッドフォンと同等のフラットな原音再生力があり、楽器練習に使うのにも適しています。
程よい側圧と、耳をすっぽりと覆う「3Dフォーム・イヤーパッド」のつけ心地も快適で、長時間使用しても疲れることがありません。ケーブルの脱着も可能で取り回しも良いヘッドフォンです。
使いやすさと、楽器の練習からリスニングまで、用途の広さで選ぶならこちらのK702がおすすめです。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPH7000
CPH7000はサウンドハウスのオリジナルブランド、クラシックプロのモニターヘッドフォンです。
モニターヘッドフォンとしての原音再現が高く、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
ソニーのMDR-CD900STと比較すると中低音がやや強く、聴きやすいサウンドで音楽のリスニング用としても使えます。
低音が聞き取りやすいので、ベースやピアノのモニター用としてもお勧めです。
KOSS ( コス ) / PRO/4AA モニターヘッドホン
1970年の発売以来、数々の改良を重ねたプロ標準機。変わることのないフォルムでレコーディング・エンジニアや放送エンジニアのモニター用として、長年にわたって高い信頼を得ているヘッドホンです。
KOSS のPRO/4AAは1970年に発売されてから多くの改良を重ねられ、プロユースの機材として使われてきたモニターヘッドフォンです。
PRO/4AAの力強い元気なサウンドは、細かいニュアンスをよく聞き取ることができ、楽器の練習に使っても気分を高めてくれます。
レトロ感の強いビジュアルのイヤーカップは密閉型ですが、耳をすっぽりと覆う大きさで、広い音場を感じることができます。
250Ωという高インピーダンスなので、出力の強い機器を使うことで本来の性能を発揮します。
ROLAND ( ローランド ) / RH-300 モニターヘッドホン
モニターヘッドホンに求められる原音に忠実、バランスの良いフラットな特性、レンジの広さ、解像度の高い音を追求した、音楽制作やリスニングなど、さまざまな用途に応じてお選びいただけるシリーズです。
ROLANDのRH-300は電子ドラムやシンセサイザー、デジタル管楽器など、デジタル楽器のモニタリングに最適化されたモニターヘッドフォンです。
高域から低域までバランスの良いフラットなサウンドで、デジタル特有の無機質な音や、様々な音を重ねた複雑なサウンドにもしっかりと対応できます。
サイレントヴァイオリンなどの電子弦楽器に使っても自然なアコースティックサウンドを得ることができます。
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / HD280 PRO MK2
「HD280 PRO MK2」は、SENNHEISERが手掛けるプロフェッショナル・密閉型ヘッドホンのロングセラーモデル。前モデル「HD280 PRO」をベースに、ヘッドバンドの形状やパッケージを刷新。モニターヘッドホンらしい優れた原音再生力はもちろん、高い遮音性能と耐久性も実現します。
HD280 PRO MK2はドイツの老舗ヘッドフォンメーカー、ゼンハイザーのロングセラーモニターヘッドフォンで、忠実な原音再生能力と、高い分解能が特徴です。
音色に色付けは感じられず、全音域においてフラットな、まさにモニターヘッドフォンといったサウンドです。楽器などの演奏の細かいニュアンスや、重なった音の聞き分けがしやすく、DTMやレコーディングなどの作業にも使いやすいです。
ゼンハイザーのヘッドフォンとしては価格が手頃なのも魅力です。
SHURE ( シュアー ) / SRH240A-BK-A 密閉型モニターヘッドホン
2020年NEWパッケージモデル。40mmのネオジウム製ダイナミックドライバーを採用し、深みのある低域、クリアーな中域と高域を実現。リスニング/モニタリングどちらにも順応する懐の深さを持っています。
SHUREのSRH240Aは、中低域が豊かで、リスニング、モニタリングのどちらも使えるモニターヘッドフォンです。
もともとSHUREのヘッドフォンはフラットで上品なサウンドが特徴ですが、こちらのSRH240Aは上品で聴きやすい音色のモニターヘッドフォンという印象を受けます。
エントリーモデルという位置づけですが、クオリティとしては十分で、聴き疲れしないサウンドとつけ心地は楽器練習にぴったりです。
リスニングにも使いやすく、分解能も高いので演奏のニュアンスも聞き取りやすく、音楽の分析にも役立ちます。
YAMAHA ( ヤマハ ) / RH-5MA ヘッドホン
40mmドライバーユニット搭載の密閉型ヘッドホン。ドンシャリ系のキレの良いサウンドが特徴。メリハリのある音楽との相性が良いヘッドホンです。
手軽に使えるモニターヘッドフォンとしておすすめなのがこちらのヤマハRH-5MAです。
バランスよく、すっきりとしたサウンドは聴きやすく、モニターから音楽のリスニングまで幅広く使えます。
インピーダンスが32Ωと低いので、ヘッドフォンアンプを使わなくても使えるし、軽くて取り回しがよく、楽器の練習にも使いやすいです。
audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M20x
「ATH-M20X」は、フラットな特性で広帯域再生を実現する高音質スタジオモニターヘッドホンのエントリーモデルです。新開発の強磁力ドライバーユニットを搭載し、プロの現場に耐えうる高音質を再生します。
ATH-M20xはオーディオテクニカのエントリーモデルのモニターヘッドフォンです。
そのフラットで解像度が高く、聴き疲れしないサウンドは楽器の練習用に最適です。
上位機種にも引けを取らない高品質なのに、手頃な価格で、コストパフォーマンスが抜群のモデルです。
beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT240PRO ポータブルモニターヘッドホン
beyerdynamicポータブルモニターヘッドホンDT240PROは、あらゆるスタジオ機材をはじめ、PCやポータブルオーディオ、タブレット端末などのモバイルアプリケーションに適した高精度トランスデューサーを搭載。原音に忠実でどこでも正確なモニタリングを実現します。
DT240PROはポータブルタイプのコンパクトなモニターヘッドフォンです。
クリアで解像度の高い余裕のあるサウンドは、豊かな低音の鳴りが良く、リスニング用に使っても楽しむことができます。
軽くてコンパクトでつけ心地もよく、長時間楽器の練習に使っても疲れにくいです。
価格も手頃で、コストパフォーマンスの良いモデルです。
beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT770PRO 32Ω
DT770PRO 32Ωは、世界中のスタジオで使用され続けるbeyerdynamicスタジオモニターヘッドホンのベストセラー。信じられない程の優れた原音再生力と、高い解像度を発揮するDT770PROは、音楽プロデューサーやサウンドエンジニア、ミュージシャンにとって理想的なサウンドを提供します。32Ωと低インピーダンス仕様のため、ホームオーディオやスマートフォン、ラップトップ等のモバイルオーディオ機器向けでのモニターに最適。
DT770PROはベイヤーダイナミックのヘッドフォンの中でも高い品質を誇るモニターヘッドフォンです。
クリアで解像度が高く、大きなハウジングによる臨場感のあるサウンドが得られます。
モニターヘッドフォンらしいフラットなサウンドなのですが、その音場の広さから、音楽的な響きを強く感じることができます。クラシックやジャズなど、アコースティックな音楽のリスニングにも最適です。
柔らかいイヤーパッドは装着性がよく、長時間使用しても疲れません。
リスニングから楽器などのモニタリングまで、幅広く良いサウンドで使えるヘッドフォンです。
インピーダンスは32Ωの他、80Ωと250Ωのモデルがありますが、ホームユースならこちらの32Ωが使いやすいと思います。
beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT990PRO 開放型モニターヘッドホン
DT990PROは、世界で活躍するプロエンジニア、ミュージシャンから信頼を得ているミキシング、マスタリングに最適な開放型スタジオモニターヘッドホンのベストセラー。音のひとつ一つを正確に表現する優れた解像度と、低域から高域までバランス良く出力する高い原音再生力を誇ります。低域は開放型とは思えないほど力強く、レンジの広い再生周波数帯を実現しています。
DT990PROは、モニターヘッドフォンにはめずらしい開放型のモニターヘッドフォンです。
解像度の高さと、開放型ヘッドフォン特有の音場の広さ、原音再生力の高さはモニタリングからリスニングまで幅広い用途で使用できます。
その音色は力強く、バランスが良い中でも中低音が豊かで、楽器のモニタリングでは楽器本体の振動まで聞こえてくるようなリアルなサウンドを聴くことができます。
装着性もよく、上質なサウンドは長時間使用しても聴き疲れることがありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
楽器練習用のヘッドフォンは良いものを使うと練習も楽しくなるので、上達も早くなりますよ。
今回の記事、参考にしてもらえたら嬉しいです。
それでは、また。
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