スタジオとかライブとかのベースアンプって、使い方良くわからない時ないですか。
あーわかります。自分が作りたい音にできなかったり。
そうなんですよ。セッティングの時間がない時とか焦ります。
アンプヘッド持ち歩いてみたらどうですか。
アンプヘッド?
そうです。最近のベースのアンプヘッドは小型のものが増えたんですよ。
そうなんですか?
値段もそれほど高くないし、軽くて持ち運びにも便利です。
現場のキャビネットにつなげばどこでも自分のサウンドが作れますよ。
いいことばかりじゃないですか!
詳しく教えてください。
わかりました。
今回は小型のベースアンプのヘッドについて詳しく紹介していきます。
よろしくお願いします。
小型のベースアンプのヘッドを使用をおすすめする理由
最近のベースアンプのヘッドは小型で容量も大きく、ライブで使える物も多くなりました。
小さい物だとギグバッグのポケットに入るようなサイズのものもあり、持ち運びも苦になりません。
キャビネットに繋ぐだけでいつもの自分の音作りができるのでとても便利です。
コンボタイプと違って、アンプ、キャビネットを別々にグレードアップすることもできるし、フレキシブルな使い方をすることができます。また、ヘッドによってサウンドのカラーが違うので、ジャンルややりたい音楽によって使い分けることもできるので便利です。
自宅で使う場合はキャビネットが別に必要となりますが、アンプの出力よりも大きい出力のものを選ぶ必要があります。例えば最大出力が4Ωで350ワットのアンプの場合は、許容入力が4オームで350ワット以上のものを選びます。アンプの出力より許容入力が小さいキャビネットを使うとショートする危険があるので注意が必要です。
あまり大きい出力のアンプを選ぶとキャビネットも巨大なものにする必要があるので、500ワットくらいまでのものを選ぶのが無難です。
ベース用アンプヘッドの選び方
最近のベースアンプのヘッドはメインアンプにトランジスタを使うことで、出力が大きくても軽く小型のものが多くなりました。また、プリアンプに真空管を使うことでチューブアンプの艶やかでパンチのある音色を得られるアンプもあります。
アンプヘッドを持ち運んでライブハウスやスタジオで使いたい場合、良くいくところのキャビネットの許容入力値を調べておいて、それよりも小さい出力のアンプを選ぶ方が良いと思います。
また、持ち運ぶのであればなるべく小さいサイズのものを選んだ方が活動が楽になります。手の平に乗るくらい小さくて出力の大きいものもあり、ライブなどでも十分使うことができます。
出力は家と外両方で使うのなら、4Ωで150〜500ワットくらいのもので十分です。それ以上大きいものになると、家用のキャビネットが巨大なものになってしまうので注意が必要です。
家で使うキャビネットは12インチ1発のものでも十分大きいです。こちらのキャビネットは許容入力値が4Ωで300ワットあり、300ワットまでのアンプなら使うことが可能です。値段も手頃でおすすめのキャビネットです。
ベースアンプのヘッドのおすすめを紹介
それではここからおすすめのベースアンプヘッドを紹介します。
HARTKE ( ハートキー ) / HA2500
HA3500はハートキーの定番のアンプです。最大出力が4Ωで250ワット、クラシカルな見た目と歯切れの良いサウンドが特徴です。プリアンプに真空管を使用しており、抜けの良い艶やかな音色を得ることできます。さらに真空管とトランジスタのサウンドをブレンドすることができて、ゴリゴリしたトーンからドンシャリまで幅広い音作りが可能です。見た目にも特徴的な10バンドのイコライザーを使えばどんな楽器でもしっかりとしたサウンド作りが可能です。
価格も手頃で、サウンドハウスなら3万円以下で購入することができます。本格的なハートキーのサウンドを手軽に味わえるコストパフォーマンスに優れたモデルです。
HARTKE ( ハートキー )/HA3500
HA3500は上で紹介したHA2500の上位機種にあたり、最大出力が4オームで350ワットになります。
スタジオやライブハウスの定番アンプで、その使いやすさやサウンドの良さは定評があります。
大体の使用はHA2500と変わりませんが、出力が大きい分大音量で使う時にはサウンドに余裕があります。ライブやスタジオなどの練習で多用したい方にはこちらのHA3500がおすすめです。
HARTKE ( ハートキー ) / LH500
LH500はプリアンプ部に真空管サーキットを使用した500ワットのアンプヘッドです。3バンドのイコライザーとブライトスイッチ、リミッタースイッチを搭載し、幅広いサウンドメイクが可能です。500ワットのサウンドはパワフルで、様々なベース用のキャビネットを十分に鳴らすことができます。
このアンプのシンプルなコントロールは非常にわかりやすく、様々なスタイルに合わせたサウンドを作ることができます。
HARTKE / TX300
こちらはハートキーの300ワットのアンプヘッドです。
コンパクトで操作もシンプルで扱いやすく、しっかりとしたハートキーのサウンドが得られるヘッドです。ドライブセクションがあり、アンプ単体で歪ませることもできます。
価格も手頃でコストパフォーマンスに優れています。
HARTKE ( ハートキー ) / TX600
上で紹介したTX300の上位機種で、600ワットのヘッドアンプです。オールソリッドのTX300に対してこちらはプリアンプ部に真空管を使っており、よりパワフルなチューブサウンドを得ることができます。出力が大きいのでサウンドにも余裕があり、ライブなどで活用したい方にはこちらのTX600がおすすめです。
AMPEG ( アンペグ ) / PF-350
PF-350は、オールソリッドのため軽量で、このサイズで350ワットの最大出力のパワフルなアンプです。3バンドのイコライザーに加えてオンボード・コンプレッサーとリミッターを搭載し、幅広い音作りが可能です。アンペグらしい太くて音圧のある抜けが良いサウンドで、様々なジャンルで使うことができます。価格も手頃で、コストパフォーマンスに優れたヘッドアンプです。
TC ELECTRONIC / BH250
BH250は250ワットの軽量なアンプヘッドです。
TC Electronic独自のトーン着せ替え機能のTonePrintテクノロジーを使用すると、様々なエフェクターを使うこともできます。価格も手頃で、多機能で使いやすいアンプヘッドです。
GALLIEN-KRUEGER MB-200
MB-200の4オームで200ワットのベースアンプヘッドで、重量が1キロもなく、コンパクトで持ち運びにも便利です。クリアな芯のあるサウンドで、ローが良く鳴ります。コントロールもシンプルで直感で幅広いサウンドメイクができます。サイズからは考えられないくらいパワフルでタイトなサウンドが得られるアンプです。
MARKBASS ( マークベース ) / LITTLE MARK III
LITTLE MARK IIIは4オームで500ワットのベースアンプヘッドで、マークベースらしいパンチのある艶やかな音色が特徴です。コントロールはシンプルで使いやすく、4バンドのイコライザーではローミッドとハイミッドのコントロールができるので細かい音作りが可能です。また、高域をカットすることでローファイサウンドを作るVLEコントロールと、ドンシャリハイファイサウンドを作るVPFコントロールが便利で、音楽スタイルに合わせてサウンドを即座に切り替えることができます。
多機能とパワーを備えた上に、3キログラムを切る軽量なLITTLE MARK IIIはあらゆるシーンで活用できるオールマイティなアンプヘッドです。
Markbass / LITTLE MARCUS
LITTLE MARCUSはマークベースの500ワットのベースアンプヘッドで、マーカスミラーのシグネイチャーモデルです。Old SchoolとMillerizerという特殊なコントロールを使うことでマーカスミラーのサウンドを再現できます。5バンドのイコライザーも効きが良く、多彩なサウンドメイクが可能です。
マーカスファンの方におすすめのモデルです。
AGUILAR / Tone Hammer 350
Tone Hammer 350は、アギュラーのTone Hammerというペダルプリアンプを組み込んだアンプヘッドです。コンパクトですが出力は最大350ワットとパワフルです。実際に音を出してみると良い音すぎて驚きます。Tone Hammer 350を使うと音の存在感が増し、フレーズが生き生きと気持ちよく歌えます。一度使うと手放せなくなる、中毒性の高いアンプです。
まとめ
ライブハウスやスタジオでサウンドを作るのに苦労している方にアンプヘッドはとてもおすすめです。使い慣れた物ならいつでも同じサウンドが作れます。最近のものはサイズも小さく、エフェクターと同じ感覚で持ち運ぶことができるので便利です。サウンドハウスの商品ページなどにはデモ演奏の動画もあるので参考にしてみてください。
今回の記事参考にしてもらえたら嬉しいです。
それではまた。
コメント