ベースの指弾きの早弾きってかっこいいですよね。
普段目立たないベースも、ちょっとした細かいフレーズを入れたりするとバンド全体のサウンドのクオリティも上がります。
でも早弾きって難しいですよね。
ピック弾きだとそれなりに早く弾けても、指で弾くともたついてしまう人も多いと思います。
今回の記事では指弾きで早く弾くためのコツと練習方法を紹介します。
この記事で紹介するコツを、つかめばソロにしろ、ベースラインにしろ早弾きができるようになりますので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
ベースの指弾きで早いフレーズを弾くためのコツ
ベースで早弾きをするときは、無駄な力を抜いて、正しいフォームで弾くことが大事です。
また、弾きたいフレーズを歌ってみて、フレーズのニュアンスをしっかりとイメージすると弾きやすくなります。
それから、弾く時のポジションをしっかりと決めておくことで迷いが無くなり早いフレーズに対応できるようになります。
これら4つのコツを、ここからひとつづつ説明していきます。
無駄な力を抜く
難しいフレーズを弾く時は体に力が入りがちですが、体のどこかに力が入っていると早いフレーズを弾くことができないし、演奏もぎこちないものになります。
早いフレーズに限った話ではないですが、全身の力を抜き、リラックスした状態で演奏することが大事です。
指は体の力が抜けた状態が一番早く動きます。
常に脱力を心がけて、演奏中も力が入ってきたら意識して力を抜くようにしましょう。
正しいフォームで弾く
演奏のフォームが安定していないと早いフレーズは弾けないです。
特に左手は手の甲の向きが変わらないようにし、最小限の動きで動かすことを意識しましょう。
早いフレーズを弾く時は、左手のフォームが安定して、テンポどおりに動くようになると右手も動く場合が多いです。
弾きたいフレーズを歌ってみる
楽器で弾けないフレーズは、口で歌ってみても歌えないことが多いです。
口で歌うことでフレーズのニュアンスのイメージトレーニングにもなるので弾きたいフレーズを1音づつ確かめながら歌ってみましょう。
また、ベースを弾きながら同じフレーズを歌うのもいい練習になるのでおすすめです。
フレーズを弾く時のポジションをあらかじめ決めておく
難しいフレーズや、早いフレーズはポジションや指使いをしっかりと決めて、いつも同じように弾くようにしましょう。
毎回違う弾き方で弾いていると技術が安定しないので、タブ譜にメモを取るなどして繰り返し練習すれば必ず弾けるようになります。
早弾きのための左手の使い方
右手で弦を弾かずに、左手だけで押さえる練習をすると集中して左手だけ鍛えることができます。
左手がテンポどおりに動くと、右手も弾けることが多いので曖昧に弾いているようなところは左手だけ繰り返し練習しましょう。
また、普段ピックで弾くことが多い人は、ピック弾きで練習して左手が動くようになってから指で弾くとスムーズに練習できると思います。
運指をしっかりと決めて、最小限の移動で弾くようにしましょう。
エレキベースの左手は、横の移動(ポジション移動)は大変で、縦の移動(移弦)の方が楽です。
なるべく移弦を多くし、楽に弾けるような運指を使うようにしましょう。
また、ハンマリングやプリングを使うと右手の負担が減り、弾きやすくなります。
早弾きのための右手の使い方
ベースの指弾きは中指と人差し指で交互に弦を弾きます。
指を弦に引っ掛けるときにあまり引っ掛けすぎず、素早く弾き抜くことで早いフレーズも弾きやすくなります。
また、右手の親指はピックアップかE線の上におきますが、その際に親指をそらしすぎず、力を抜いた状態の方が弦を弾く指が早く動きます。
また、右手の人差し指と中指は、拍の裏と表で役割を分けておくと迷わないで弾くことができます。
ベースの早弾きの時の音の処理の方法
弾いた音は音符の長さできちんと切ることでサウンドがクリアになり、またリズムがタイトになります。
移弦の際なども前の音を伸ばしっぱなしにすると余計な重音にならないように気をつけましょう。特に開放弦の音を弾いた後は弾きっぱなしにせずに音符の長さで切るようにしましょう。
音の処理をきちんとすることで、サウンドのレベルが一段上がり、早いフレーズも聞き取りやすい演奏になります。
まとめ ベースで早弾きができるようになるために
弾きたいフレーズが長い場合は一度に弾こうとせず、短く区切って練習するようにしましょう。また、どうしても弾けないようなフレーズは音を減らして練習するのもありだと思います。
今日練習して弾けなかったフレーズでも、次の日に弾けるようになったりするので焦らず練習することが大事です。
今回の記事、参考にしてもらえたら嬉しいです。
それではまた。
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