ライブハウスなどのジャムセッション、初めて参加するときは緊張しますよね。
どのくらい練習していけば良いのか、何を持っていけば良いのかなど、心配なことありますね。
ぼくはベーシストとして、セッションに参加したり、いくつかのライブハウスでジャムセッションのホストをやってきました。
この記事では、これからジャムセッションに参加してみたいという方に、どのように参加すればいいか解説していきたいと思います。
ジャズのジャムセッションとは
ジャムセッションとは、ライブハウスなどでいろいろな楽器の人が集まり、適当にバンドを組んで演奏することを言います。
お客さんの演奏のレベルや、年齢層も様々ですがたいていはホストとなるプロの人がうまくまとめてくれます。
演奏する曲もその場で決めるのですが、やりたい曲があれば楽譜を人数分、5枚くらい用意していくと良いと思います。
初めて行く場合は緊張するかもしれませんが、参加する人は皆セッションが好きで、あたたかく迎えてくれる人が多いです。
たいていのジャムセッションは気軽に参加して大丈夫です。
ジャズのジャムセッションに参加するときに用意するもの
楽器
まず、楽器ですが管楽器やギターの人は自分の楽器を持っていきましょう。
ドラムの人はスティックだけで大丈夫です。
ウッドベースはたいてい店に置いてあるか、ホストの人がベースを持ってきているのでそれを借りましょう。
エレキベースの場合は、自分の楽器を持って行った方が良いと思います。
ピアノは店のピアノを弾きます。
ボーカルのマイクは店の備え付けがありますが、自分のマイクが使いたい人は持っていくと良いと思います。
ギターやベース、管楽器の人はピアノにチューニングを合わせるので、チューナーだけではなくピアノの音を聞いてチューニングできるようにしておきましょう。
楽譜
次に楽譜ですが、ボーカルの人は必ず自分が歌いたい曲の自分のキーの楽譜を5枚くらい持っていきましょう。
管楽器などフロントの人も、やりたい曲がある人は数枚譜面を持っておくと便利です。
有名なスタンダードの曲は他の人が知っていることも多いですが、一応楽譜を用意しておくとスムーズに演奏できると思います。
名刺
それから、自分のミュージシャンとしての名刺を作っておくと便利です。
手書きでもいいし、パソコンでプリントアウトしたものでもいいです。
名刺があると連絡先を聞かれた時に渡すことができます。
自分の名前を売りたい人は、一緒にやりたいと思った人に名刺を渡して名前を売っていきましょう。
ジャムセッションで良くやる曲
枯葉
ライクサムワンインラブ
オールオブミー
オールオブユー
イットクドハップントゥーユー
バッドノットフォーミー
オングリーンドルフィンストリート
チェロキー
ブルース(B♭、F、E♭など)
コンファメーション
オレオなどの循環
ドナリー
など
上にぱっと思いつくものを挙げてみました。
まだいろいろとありますし、これ以外でもやりたい曲は楽譜を持っていけばやってもらえると思います。
ジャムセッションの場合、ジャイアントステップスのような難解なものや、ソーホワットなどのようなモード系の曲は敬遠されることが多いです。
やりたい曲を聞かれた場合は、スタンダード系の曲か、ブルースを選ぶと無難です。
やりたい曲は、できればコードとメロディを覚えて、楽譜を見ないで演奏できるようにしておきましょう。
特にピアノ、ベース、ドラム、ギターのリズムセクションの人は、曲のコードを多く覚えていた方が自分でも楽だし、周りからも重宝がられます。
ジャムセッションのために練習しておくと良いこと
まず、やりたい曲はコードとメロディを覚えて、そらで演奏できるようにしましょう。
楽譜を見ながらやってもいいですが、覚えた方があとあと楽になります。
コード進行は何曲か覚えると、パターンがわかるのでそのあとはさくさく覚えられるようになります。
また、ソロはスタンダード系の曲なら3コーラスくらい、ブルースは10コーラスくらいできるようにしておくといいと思います。
もちろん、もっと長くやりたい人は長くやってOKです。
そのほかジャムセッションでの注意点
ジャムセッションでは初めて会った人と一緒に演奏するので、演奏前と演奏後のあいさつを大事にしましょう。
あとは、一回限りのバンドなので、できるだけ楽しく演奏できるようにすればいいと思います。
他の人の演奏を聞いている時も、声をかけたり楽しむことが大事です。
まとめ
ジャムセッションは一期一会的な演奏ですが、それだけに思いがけない演奏ができることがあります。
演奏中はスマホや録音機器で録音しておくことをお勧めします。
後で自分がどんな演奏をしたのか聞くのも面白いですよ。
ジャムセッションに参加するのは緊張するかもしれませんが、行き慣れている人もだいたいみんな緊張しているので大丈夫です。
せっかく参加するのなら楽しく演奏しましょう。
今回の記事参考にしてもらえたらうれしいです。
それではまた。
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