PR

ベース用プリアンプ SADOWSKY SBP-1 Bass Preamp / DIのレビュー

音楽
この記事は約5分で読めます。

この記事では、サドウスキーのベースプリアンプ、SBP-1のレビューをしたいと思います。
プリアンプはいろいろ持っているのですが、MXR M80 Bass D.I.+のような多機能系よりも、ハイエンド系の機能は少ないけど音に特徴があるプリアンプの方が好きです。

サドウスキーのプリアンプには個人的な思い入れがあり、
この2つは機能的な違いはありますが、出音は全く同じです。
単純にプリアンプとしてだけ使う場合はSBP-1で問題ないです。
ここから詳しくレビューしていきます。

SBP-2のレビューはこちらをご覧ください。

PR
PR

SADOWSKY SBP-1 Bass Preamp / DIの特徴

SBP-1は、サドウスキーのエレキベースに搭載されているオンボード型のプリアンプをペダル型にしたもので、パッシブベースを簡単にアクティブベースにすることができます。
イコライザーコントロールは Volume、Treble、Bassの3つで、Treble と Bass はブーストとしてのみ機能します。
オンオフスイッチで、トゥルーバイパスとの切り替えができます。
もう一つのフットスイッチはミュートで、他にグランドリフトのスイッチがあります。
インとアウトの他、チューナー出力と、DIアウト(XLR)がついています。

【特徴】
■コントロール:VOLUME、TREBLE、BASS
■Bass Control: + 18dB Boost @ 40Hz
■Treble Control: + 18dB Boost @ 4kHz
■トゥルーバイパスフットスイッチ(On/Off)
■ミュートフットスイッチ
■グランドリフトスイッチ
■チューナー出力(6.3mmTSフォン)
■DIアウト(XLR)

■電源: 9VバッテリーまたはDC9V センターマイナス アダプター(2.1 x 5.5 mmバレルプラグ)
■消費電流 11mA

■寸法(長さ×幅×高さ): 106×107×61mm
■重量: 約780g

SADOWSKY SBP-1 Bass Preamp / DIのレビュー

サドウスキーのプリアンプは以前よりありましたが、新品の価格が5万円前後と高額で、出回っている数も少なかったため手に入れにくいアイテムでした。
ですが、2年ほど前サドウスキーがドイツのワーウィック社と業務提携を結んだことをきっかけに、SBP-1とSBP-2が安く出回るようになりました。
生産国は台湾のようですが、仕様は以前と変わっていません。
この2つの機種を入手したので、今回はSBP-1のレビューをします。

マーカスミラーやウィルリー、タル・ウィルケンフェルドなどのプロが使っていることでも知られているサドウスキーのベースの、都会的とか、ドンシャリとかハイファイとかいわれているそのサウンドを担っているのがサドウスキー製のオンボードプリアンプなわけですが、SBP-1やSBP-2といったエフェクター型のプリアンプを使うことで、どんなパッシブのベースも、サドウスキーのサウンドを得ることができます。
SBP-1をオンにすると、パッシブベースの乾いたような音色がしっとりとコーティングされます。水分というよりは、油分でコーティングされる感じです。原音の特徴はそのまま、全体的にしっとりと存在感が増した音色になります。
イコライザーの Treble と Bass はブーストとしてのみ機能します。どちらのコントロールも、マックスまで上げても不自然さは感じられなく、好みのハイファイサウンドを得ることができます。
そもそもハイファイサウンドとか、ドンシャリサウンドというのはミドルを下げて、ハイとローを上げたサウンドですが、このSBP-1に関してはミドルのコントロールがないので、ミドルのレベルを変えずに、Treble と Bass をブーストすることでハイファイサウンドを得ることになります。
そして、このプリアンプの弱点としてアンペグのアンプのようなゴリゴリした硬いベースサウンドは作れないことが挙げられます。
ゴリゴリしたサウンドはミドルを強めに出すことで得られるからです。ミドルを上げられない&ハイローを下げられないのでしょうがないのです。まさにハイファイサウンドに特化したプリアンプと言えます。

SBP-1はフレットレスベースにもよくマッチします。
サスティンが長くなり、グリッサンドは滑らかで、アタックが丸くなり、フレットレスベースの長所を底上げした上品なサウンドになります。

DI機能があるのでライブでも自分の音でプレイできるのもポイント高いです。

結論として、SBP-1はサドウスキー的なサウンドしか作れないので、サドウスキーのサウンドや、上品なハイファイサウンドを求めている人にはおすすめです。
自分はサドウスキーの音大好きなので購入してよかったです。
また、純粋にプリアンプとしてだけ使いたいという人はSBP-2をおすすめします。自分は両方持っていますが、どちらもサウンドは全く同じだからです。

まとめ

SBP-1は完全な原音重視のプリアンプではなく、どんなベースにつかってもサドウスキー的なサウンドが得られるのが面白いところです。気軽にサドウスキーのサウンドが得られるので、気になっている方はぜひお試しください。
円安や物価高の影響で、じわじわと値段が変動しています。
検討されている方は、早めに購入することをお勧めします。

今回の記事参考にしてもらえたらうれしいです。
それでは、また。

コメント

タイトルとURLをコピーしました